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韓経:中国に受注を奪われた韓国造船株に「暗雲」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
造船会社の株価がいっせいに下落した。世界の海運会社が発注した「大魚級」コンテナ船を中国に奪われ、売り物があふれ出ているためだ。市場では韓国造船会社が受注を通じて競争力を再確認する必要があるという指摘が出る。

現代重工業株価は21日、有価証券市場で7500ウォン(約722円、-4.81%)落ちた14万8500ウォンで取り引きを終えた。サムスン重工業(-0.48%)、現代尾浦(ミポ)造船(-0.81%)なども下落した。現代重工業の株価は今月に入って14.8%落ちた。この日、株価下落は世界3大海運会社であるフランスのCMA-CGMが中国造船所2カ所と2万2000TEU級(1TEUは6メートルの長さのコンテナ1つ)コンテナ船9隻の発注のための建造意向書(LOI)を締結した影響だと分析されている。2万2000TEU級は歴代最大規模のコンテナ船で、9隻の受注総額は14億4000万ドル(約1574億円)に達する。今回の受注戦に現代重工業・サムスン重工業・大宇(テウ)造船海洋など韓国造船会社が参加したが、中国の造船会社に敗れた。

証券業界では今回の受注失敗が韓国造船業界の競争力に対する不信につながる可能性があるということから懸念している。メリッツ総合金融証券のキム・ヒョン研究員は「中国造船所の高付加価値船舶の建造技術と価格競争力を世界の船社が認めたという点で意味がある」と話した。


ことし下半期の造船会社の受注不足問題がより大きくなる可能性も提起されている。現代重工業造船3社〔現代重工業・現代尾浦造船・現代三湖(サムホ)重工業〕の7月末受注残高は278億2600万ドル分で、昨年同期より27%減少した。

金融情報会社のエフ・アンド・ガイドによると、ことし第3四半期の現代重工業・サムスン重工業・現代尾浦造船の売り上げは昨年同期に比べてそれぞれ53.1%、34.9%、16.4%減るものと見られる。信栄(シンヨン)証券のオム・ギョンア研究員は「韓国造船会社の受注残高は減少傾向」とし「株価の反騰のためには受注実績の改善が必要だ」と話した。



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