しかし米政権が提示する対北朝鮮対話の条件が「非核化」から「核凍結」や「挑発中断」に低まる状況で、米軍撤収の声が米国内で少なからず出てくるのは懸念される。米国に常数だった在韓米軍の存在がしだいに変数になるのではと考えられるからだ。これに先立ちヘンリー・キッシンジャー元国務長官らも北核廃棄と在韓米軍撤収の交換カードを提示したりもした。
このように微細ではあるが明確な米国の変化は、米国も北朝鮮の核問題に確実な解決法を持っていないことから始まる。米政権内の対北朝鮮政策をめぐる食い違いもそのために出てくる。こうした状況では代案がないと判断される場合、韓国を排除した朝米間の対話が行われる可能性があり、我々には考えたくもない最悪の状況に直面するケースも考えられる。
このように微細ではあるが明確な米国の変化は、米国も北朝鮮の核問題に確実な解決法を持っていないことから始まる。米政権内の対北朝鮮政策をめぐる食い違いもそのために出てくる。こうした状況では代案がないと判断される場合、韓国を排除した朝米間の対話が行われる可能性があり、我々には考えたくもない最悪の状況に直面するケースも考えられる。
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