インドの中距離弾道ミサイルであるアグニ2号。2004年、インド・ニューデリーで公開された。(写真=中央フォト)
17日、香港メディアであるサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は「インド軍が保有している実弾は10日分に過ぎない。戦争準備が全くできていない」と分析したインド政府の報告書を公開した。該当報告書はインド国家会計局が先月、インド議会に提出したと伝えられた。
SCMPによると、インド軍は戦争が起きた場合、10日間使える分量の実弾だけを持っている。これは最低20日間使える実弾を確保しなければならないインド政府の規定も守られていない状況だ。インドは国境地域の重要な6カ所に配備されるミサイルも不足している。
中国の年間国防費は1520億ドル(約16兆6400億円)で、インド(510億ドル)の3倍水準だ。そのうえに、中国はインドに比べて潜水艦は4倍、戦闘機は2倍を保有している。ミサイル射程距離も中国は1万4000キロだが、インドは5000キロに過ぎない。中国の軍事力は2倍、核兵器は3倍が多い。
現在、中国とインドはブータン・ネパールとも近い洞朗(インド名・ドカラ)地区で2カ月間武力対立を行っている。3500キロに達する国境を向き合うインドと中国は国境線に対する意見の違いで1962年戦争まで起こした。当時、中国軍はインド領土の隅々まで進撃するなど、インド側への被害が大きく、中国軍は1カ月後勝利を宣言して撤収した。
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