隣国・日本はラグビー熱が高い。単一種目大会ではサッカーワールドカップ(W杯)に次いで2019年ラグビーW杯を招致した。日本は伝統的なラグビー強国でもある。「ラガーマンは強くて忠実」という認識のおかげで就活の面接でもラグビー選手出身者は加算点を受けるという。
世界10位圏を守っている日本のラグビー国家代表チームには韓国人選手がいる。身長183センチ、体重122キロのタンクのような体格を備えたク・ジウォンさん(23、ホンダ)だ。ジウォンさんは8人が組むスクラムの一番前で相手選手と直接ぶつかり合う「3番」(タイトヘッドプロップ)を担っている。昨年、日本ラグビー代表チームに抜てきされたジウォンさんはそうそうたるメンバーの間で抜群のスタミナと闘志を前面に出してスタメンを狙っている。
ジウォンさんの実兄であるジユンさん(25)もホンダラグビー部の選手だ。身長177センチ、体重92キロのジユンさんは足が速くパス能力に優れている。サッカーのプレーメーカーのような10番(フライハーフ)を担い、今は攻撃と守備を兼ねる12番(インサイドセンター)または13番(アウトサイドセンター)として出場することがある。一般社員としてホンダに入社したジユンさんは午前は職場に勤務し、午後に運動する。ジユンさんは昨年韓国代表チームに選ばれたがホンダの新入社員研修のため合流できなかった。同じホンダのチームだがプロ選手資格である弟のほうが報酬は上だ。弟のジウォンさんはクラブから住まいと車を提供されている。兄のジユンさんは安定した職場生活を送りつつも「来年はプロに転向する」と覚悟を明らかにした。
ジユン・ジウォン兄弟は先週末、短い休暇を取って京畿道江華(キョンギド・カンファ)にある自宅に帰省した。山腹にある庭園住宅で虎のような父親ク・ドンチュンさん(54、183センチ、105キロ)が兄弟を迎えた。延世(ヨンセ)大と韓国電力で選手生活を送ったドンチュンさんも1984年から12年間国家代表「1番」(ルースヘッドプロップ)として活躍した元ラガーマンだ。ホンダを最後に現役から引退し、現在は後進の育成に力を入れている。ドンチュンさんは長男が小学校6年生の時、息子2人を「ラグビーの本場」ニュージーランドに留学させた。兄弟はそこで2年間基礎を固め、日本に渡って高校・大学でスタメンでプレーした。
父ドンチュンさんは子どもたちが長期休暇で短期帰省している間も毎朝連れ出してトレーニングさせた。長男ジユンさんは「ラグビーを始めたのは父の強権のためだった。ところがやってみたらラグビーの魅力にハマっていった。ラグビーは危ない運動というが、それはトレーニングを一生懸命しないからけがをする場合が多い」と話した。
父親は韓国代表、息子は日本代表…「我らラグビー一家」(2)
世界10位圏を守っている日本のラグビー国家代表チームには韓国人選手がいる。身長183センチ、体重122キロのタンクのような体格を備えたク・ジウォンさん(23、ホンダ)だ。ジウォンさんは8人が組むスクラムの一番前で相手選手と直接ぶつかり合う「3番」(タイトヘッドプロップ)を担っている。昨年、日本ラグビー代表チームに抜てきされたジウォンさんはそうそうたるメンバーの間で抜群のスタミナと闘志を前面に出してスタメンを狙っている。
ジウォンさんの実兄であるジユンさん(25)もホンダラグビー部の選手だ。身長177センチ、体重92キロのジユンさんは足が速くパス能力に優れている。サッカーのプレーメーカーのような10番(フライハーフ)を担い、今は攻撃と守備を兼ねる12番(インサイドセンター)または13番(アウトサイドセンター)として出場することがある。一般社員としてホンダに入社したジユンさんは午前は職場に勤務し、午後に運動する。ジユンさんは昨年韓国代表チームに選ばれたがホンダの新入社員研修のため合流できなかった。同じホンダのチームだがプロ選手資格である弟のほうが報酬は上だ。弟のジウォンさんはクラブから住まいと車を提供されている。兄のジユンさんは安定した職場生活を送りつつも「来年はプロに転向する」と覚悟を明らかにした。
ジユン・ジウォン兄弟は先週末、短い休暇を取って京畿道江華(キョンギド・カンファ)にある自宅に帰省した。山腹にある庭園住宅で虎のような父親ク・ドンチュンさん(54、183センチ、105キロ)が兄弟を迎えた。延世(ヨンセ)大と韓国電力で選手生活を送ったドンチュンさんも1984年から12年間国家代表「1番」(ルースヘッドプロップ)として活躍した元ラガーマンだ。ホンダを最後に現役から引退し、現在は後進の育成に力を入れている。ドンチュンさんは長男が小学校6年生の時、息子2人を「ラグビーの本場」ニュージーランドに留学させた。兄弟はそこで2年間基礎を固め、日本に渡って高校・大学でスタメンでプレーした。
父ドンチュンさんは子どもたちが長期休暇で短期帰省している間も毎朝連れ出してトレーニングさせた。長男ジユンさんは「ラグビーを始めたのは父の強権のためだった。ところがやってみたらラグビーの魅力にハマっていった。ラグビーは危ない運動というが、それはトレーニングを一生懸命しないからけがをする場合が多い」と話した。
父親は韓国代表、息子は日本代表…「我らラグビー一家」(2)
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