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ヒット中の韓国映画『軍艦島』にまつわる3つの論争…リュ監督にインタビュー(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

1日、ソウル鍾路区昭格洞(チョンノグ・ソギョクドン)で会ったリュ・スンワン監督。

映画『軍艦島』の舞台は1945年、日本三菱所有の端島炭鉱だ。朝鮮から強制徴用された労働者が地下1000メートルの深さの劣悪な環境で働く姿が生き生きと描かれている。(写真=CJエンターテインメント)

映画『軍艦島』をめぐる論争が熱くなっている。先月26日の公開を前後してスクリーン寡占論争が激しくなったのを皮切りに、一方的に愛国心を刺激する「愛国鼓舞」映画、歴史をわい曲する「親日」映画という極端な反応まで登場している。1日、リュ・スンワン監督に会ってこれらの論争に対する考えを聞いた。興行は順調だ。公開初日、歴代最高記録となる97万人が、6日間で450万人が観覧してことし初めての1000万映画が誕生する可能性もある。

(1)スクリーンを独占?

映画『軍艦島』は広報・マーケティング費用を除く純製作費が220億ウォン(約21億7000万円)にのぼる。観覧客数で換算すると700万人が見てようやく損益分岐点に達する。同作の投資・配給はCJエンターテインメントが担当している。そのため同系列の劇場CGVがスクリーンを集めたという批判も出てくる。実際のスクリーン占有率はCGVとロッテシネマやメガボックスなどほかの劇場と比較しても大差はない。それでもひとつの映画が2000以上のスクリーンで上映されたのは史上初めてだ。現在、全国のスクリーン数は2758スクリーン。『軍艦島』は公開日を基準として交差上映(興行性の低さが予想される映画を他の作品と交互に上映する方法)を含めると、5481スクリーンのうち最大2027スクリーンを占めた。


リュ・スンワン監督は「配給および上映は監督や製作会社が直接関与する部分ではない」とし「ただ、自分が作った映画がその中心にあるということで、心苦しくただ恐縮に思う」と述べた。スクリーン数制限には支持意見を出した。リュ監督は「私ですら近くの映画館に行って自分が見たい映画が上映されていないといらいらする」とし「政策的に制限を決めてこの不必要な論争に終止符を打ってほしい」と語った。スクリーン寡占は韓国の映画界で長く問題となり、多くの論争が交わされてきた。昨年、当時都鍾煥(ト・ジョンファン)・安哲秀(アン・チョルス)議員がそれぞれ代表発議した「映画およびビデオ物の振興に関する法律」改正案にもこのような内容が含まれている。



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