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文大統領のTHAAD配備決定に地元住民「朴槿恵政権と何が違うのか」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が29日に高高度防衛ミサイル(THAAD)発射台追加配備という決断を下したことに対し、THAAD基地に近い慶尚北道星州郡草田面韶成里(キョンサンブクド・ソンジュグン・チョジョンミョン・ソソンリ)の住民が反発している。

文大統領は北朝鮮が前日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星-14型」を発射したことに対し、北朝鮮の挑発がレッドラインに近接する水準に達したという判断の下、残りのTHAAD発射台4基の追加配備を急ぐよう指示し、これを米国のほか配備に頑強に反対している中国に通知した。

これに対して「THAAD源泉無効共同状況室」はこの日、「THAAD稼動中断と装備撤去のない一般環境影響評価実施を反対する。北朝鮮のICBM級ミサイル発射を口実にしたTHAAD発射台追加配備を中断せよ」と促した。


THAAD配備撤回星州闘争委員会のパク・スギュ状況室長は「国民は眼中にもない、米国の強圧に基づく決定に対し非常に残念だと考える。THAADが北朝鮮の核に対する対応策という主張は国民に対する欺瞞だ。THAADで北朝鮮のICBMを防止できないのに文在寅政権までこのように国民を欺いて愚弄している」と主張した。

円仏教教務のカン・ヒョンオク韶成里状況室報道官もやはり「韶成里の住民たちは今回の政府発表に対し憤怒している。また、一方ではTHAAD装備を奇襲搬入した4月26日のようになるのではないかという不安感もある。朴槿恵(パク・クネ)政権と何が違うのかと思う。泣きたい子どもの頬を叩くようなもの」と述べた。

その上で「これまでは『見守ろう。ある程度は信じる』としていたが、もうわからない」と付け加えた。

一方、5月10日に行われた大統領選挙で当時自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補は星州郡で56.2%の圧倒的な支持を受けた。洪候補の星州郡での得票率は慶尚北道平均得票率48.6%よりも7.6ポイント高かった。



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