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ドックの稼動中止に入る韓国造船所、仕事不足の克服に死活をかける(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
造船業界が懸念してきた「仕事不足」の影響が現実味を帯びている。グローバル景気低迷で2015年下半期から昨年まで受注が底を打った影響で造船所に仕事が切れてしまったわけだ。

25日、造船業界によると、サムスン重工業巨済(コジェ)造船所の海上フローティングドック(floating dock)1号機である「G1ドック」が今月、稼働中止に入る。ドックは船舶を作って修理するために造船所に設置した「船工場」だ。先月末にもこの会社の陸上ドックのうち最も古くなった乾ドック(陸上ドック)1基が稼働を中止した。これでサムスン重工業は計8基のドックのうち2基を中止した

船舶は受注契約を取っても構造・線形・配管など分野別設計作業などを経る必要があるため、実際の乾燥作業に入るには最低半年から1年がかかる。受注絶壁はまもなく1~2年後の仕事不足を意味する。


サムスン重工業関係者は「すでに昨年から生存プランを立てて実行に移している」とし「稼働を中止したフローティングドックは売却も検討中」と話した。

仕事空白による影響は他の所も同じだ。現代重工業は計11基のドック〔蔚山(ウルサン)造船所10基、群山(クンサン)造船所1基〕の中で3基のドックを中止した。群山造船所は今月から閉鎖した。この会社関係者は「類を見ない受注絶壁で仕方ない措置だった」とし「群山造船所は市場が生き返って仕事が発生すれば再稼働するために維持・保守関係の作業員約50人が残っている」と話した。

大宇(テウ)造船海洋は昨年、全体7基のドックのうち2基を売却した。業界では今年、追加売却も予想している。企業関係者は「会社がこのように厳しくなったのが結局、無理に受注を多く取り、設備を増やしたのに原因がある」としながら「生産設備の規模を減らしている」と話した。

だが、今年に入って韓国造船業界が少しずつ“受注干ばつ”から抜け出しているのは不幸中の幸いだ。現代重工業グループ内造船3社は上半期に42億ドル(約4700億円)規模の受注を確定することで今年の受注目標額の60%を達成した。サムスン重工業も上半期48億ドル規模を受注してすでに目標値(65億ドル)の74%を満たした。大宇造船海洋の場合、受注額は7億7000万ドル規模と、昨年より速い回復傾向を見せている。



ドックの稼動中止に入る韓国造船所、仕事不足の克服に死活をかける(2)

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