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ドイツ人観光客「韓国のような国は初めて見た」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
店主は開門冷房をするほかない理由があると抗弁する。明洞で女性靴を販売する店主(34)は、「お客を誘致するためには仕方ない」と話した。ドアを閉めて冷房をする雑貨店のマネジャー(38)も「入口側のエアコンが故障してドアを閉めただけ。ドアが閉まっているとお客が入るのをためらうのでほとんどドアを開けておく」と話した。

「省エネルギーのためドアを閉めて営業してほしい」というエネルギー公団職員の要請に首を縦に振った弘大前の商人の話も似ていた。化粧品ショップ働く女性(25)は、「ドアを開けているからお客が暑さを避けるためにも店に入ってくるのではないのか」と話し、携帯電話アクセサリーショップのスタッフは「入店した時から店のシャッター以外のドアはつけていない」と説明した。

市民の意見は分かれた。ある大学生(26)は「政府がこうしたことまで干渉してはならない。一方的行政だ」と話した。別の男性(53)も「香港に行ったらお店はみんなドアを開けたまま営業していた。観光地は大目に見る必要がある」と話した。


「家ではドアを占めてエアコンをつけるのに、値段が安い産業用電力だからとむやみに使うのは浪費だ」という意見もある。明洞で会ったドイツ人観光客は「ドイツでも靴店などでドアを開けて冷房するのを見たが、韓国のように全部開いて営業するのは初めて見る」と話した。

韓国エネルギー公団のチョン・ソンムン広報室部長は「猛暑が続くところに昨年の累進制改編にともなう電力需要増加で電力需給見通しは明るいだけではない。電力予備率が1桁に落ちるなど需給状況が悪化すれば今年も開門冷房営業の取り締まりに出るほかない」と話した。取り締まり期間に摘発される最大300万ウォンの過怠金が科される。



ドイツ人観光客「韓国のような国は初めて見た」(1)

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