大韓航空とアシアナ航空が自社旅客機のファーストクラス・ビジネスクラス乗客に限り利用可能な仁川(インチョン)空港のラウンジでエコノミークラスの乗客から料金を受けて軽食や酒を販売するなど不法営業で10年間に数百億ウォン台の売り上げを出したことが明らかになった。飲食店として認可されていないラウンジで事実上、飲食店営業をしてきたのだ。
仁川空港警察隊の関係者は11日、「3月から調査を始めた結果、大韓航空とアシアナ航空が乗客のためのサービス業務施設に分類されるラウンジで少なくとも10年間にわたり不法に営業した行為が確認された。最近、両社の役員を1人ずつ呼んで取り調べ、送検した」と伝えた。
両航空会社の仁川空港のラウンジには軽食とビール・ワイン・ウイスキーなどの酒も準備されている。大韓航空は仁川空港の旅客ターミナルでファーストクラスラウンジ(1227平方メートル)とビジネスクラスラウンジ(2327平方メートル)を運営している。また、搭乗棟にもビジネスクラスラウンジ(1130平方メートル)を設置している。アシアナ航空も似た規模で3つのラウンジを運営中だ。
アシアナ航空は1人あたり3万ウォン(約3000円)を受けてエコノミークラスの乗客がビジネスクラスラウンジを利用できるようにし、警察に摘発された。
また提携カード会社の優良顧客がファーストクラスのラウンジとビジネスクラスのラウンジを利用できるようにしたのも不法だと、警察は伝えた。乗客からは料金を受けないが、提携カード会社から別に手数料を受ける構造であるからだ。また警察は両航空会社がPP(Priority Pass)カード所持者と各航空会社のマイレージを保有する客を対象にラウンジを利用できるようにした点も不法に該当すると解釈した。PPカードとは空港ラウンジを利用できる有料カード。
大韓航空の場合、2008年にPPカードと契約し、PPカードの顧客が搭乗棟のラウンジを利用できるようにした。また、自社のエコノミークラスの乗客から1人あたり4000マイルのマイレージを受け、ラウンジを利用させた。航空会社のマイレージは航空券予約のほか、ホテル・レンタカーの利用に使える事実上の現金であるため、不法営業に該当するというのが警察の説明だ。また、これら航空会社は食品衛生許可を受けずに料理人を置いてラウンジで調理し、食品衛生法違反の疑いもある。
こうした問題が最近摘発されたのは、空港内の飲食店と中小有料ラウンジ運営会社が問題を提起したからだ。仁川空港公社の関係者は「一部の航空会社が現金を受けて営業したことで客を奪われた中小ラウンジ運営会社と飲食店が警察に申告したと聞いている」と話した。
警察はラウンジの不法営業でアシアナは年間20億ウォン台、大韓航空は10億ウォン台の売り上げがあったと推定される。無許可営業であるため一般飲食店が納める税金も出していなかった。
これに関しクォン・ウクミン大韓航空広報部長は「誠実に取り調べに応じる。営業を中断するか、合法的な手続きを踏んだ後にまた営業するのか、内部の会議を開いて決める」と述べた。アシアナ航空側も「ラウンジ利用客の便宜のために有料サービスを提供した」とし「検察が判断を出せば、それに従って適切な措置を取る予定」と明らかにした。
今回の不法行為摘発でカード会社と航空会社の間で紛争が生じる可能性が高い。PPカードや提携カード会社の顧客のラウンジ利用が中断される可能性があるからだ。Hカードの関係者は「ラウンジ利用のメリットのためにカードに加入した顧客なら年会費の払い戻しを要求する可能性が高い。この場合、カード会社は航空会社を相手に顧客の離脱に対する損害賠償を請求することになるだろう」と話した。
仁川空港警察隊の関係者は11日、「3月から調査を始めた結果、大韓航空とアシアナ航空が乗客のためのサービス業務施設に分類されるラウンジで少なくとも10年間にわたり不法に営業した行為が確認された。最近、両社の役員を1人ずつ呼んで取り調べ、送検した」と伝えた。
両航空会社の仁川空港のラウンジには軽食とビール・ワイン・ウイスキーなどの酒も準備されている。大韓航空は仁川空港の旅客ターミナルでファーストクラスラウンジ(1227平方メートル)とビジネスクラスラウンジ(2327平方メートル)を運営している。また、搭乗棟にもビジネスクラスラウンジ(1130平方メートル)を設置している。アシアナ航空も似た規模で3つのラウンジを運営中だ。
アシアナ航空は1人あたり3万ウォン(約3000円)を受けてエコノミークラスの乗客がビジネスクラスラウンジを利用できるようにし、警察に摘発された。
また提携カード会社の優良顧客がファーストクラスのラウンジとビジネスクラスのラウンジを利用できるようにしたのも不法だと、警察は伝えた。乗客からは料金を受けないが、提携カード会社から別に手数料を受ける構造であるからだ。また警察は両航空会社がPP(Priority Pass)カード所持者と各航空会社のマイレージを保有する客を対象にラウンジを利用できるようにした点も不法に該当すると解釈した。PPカードとは空港ラウンジを利用できる有料カード。
大韓航空の場合、2008年にPPカードと契約し、PPカードの顧客が搭乗棟のラウンジを利用できるようにした。また、自社のエコノミークラスの乗客から1人あたり4000マイルのマイレージを受け、ラウンジを利用させた。航空会社のマイレージは航空券予約のほか、ホテル・レンタカーの利用に使える事実上の現金であるため、不法営業に該当するというのが警察の説明だ。また、これら航空会社は食品衛生許可を受けずに料理人を置いてラウンジで調理し、食品衛生法違反の疑いもある。
こうした問題が最近摘発されたのは、空港内の飲食店と中小有料ラウンジ運営会社が問題を提起したからだ。仁川空港公社の関係者は「一部の航空会社が現金を受けて営業したことで客を奪われた中小ラウンジ運営会社と飲食店が警察に申告したと聞いている」と話した。
警察はラウンジの不法営業でアシアナは年間20億ウォン台、大韓航空は10億ウォン台の売り上げがあったと推定される。無許可営業であるため一般飲食店が納める税金も出していなかった。
これに関しクォン・ウクミン大韓航空広報部長は「誠実に取り調べに応じる。営業を中断するか、合法的な手続きを踏んだ後にまた営業するのか、内部の会議を開いて決める」と述べた。アシアナ航空側も「ラウンジ利用客の便宜のために有料サービスを提供した」とし「検察が判断を出せば、それに従って適切な措置を取る予定」と明らかにした。
今回の不法行為摘発でカード会社と航空会社の間で紛争が生じる可能性が高い。PPカードや提携カード会社の顧客のラウンジ利用が中断される可能性があるからだ。Hカードの関係者は「ラウンジ利用のメリットのためにカードに加入した顧客なら年会費の払い戻しを要求する可能性が高い。この場合、カード会社は航空会社を相手に顧客の離脱に対する損害賠償を請求することになるだろう」と話した。
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