文在寅大統領が金正淑夫人とともに28日午後(現地時間)、米バージニア州クアンティコ海兵隊国立博物館にある長津湖戦闘記念碑を訪問して黙祷している。(写真=青瓦台写真記者団)
文大統領は記念演説で長津湖戦闘当時、興南(フンナム)撤収作戦が成功したから自身が存在するとし、老兵に感謝の意を伝えた。「クリスマスの奇跡」とも呼ばれる興南撤収に使われたメレディス・ヴィクトリー号には文大統領の両親が乗っており、3年後に文大統領が生まれた。
文大統領はこの日「知られていない話」として母から直接聞いた話を伝えた。
文大統領は「メレディス・ヴィクトリー号の航海途中で迎えた12月24日、米軍が避難民に『クリスマスプレゼント』にアメ一粒ずつを配ってくれたという」とし「たとえアメ一粒だが、その残酷な戦争の中でその多くの避難民にクリスマスプレゼントを与えた暖かい心にいつも感謝した」と伝えた。
この日の演説で長津湖戦闘に参戦した米国老兵は涙を流した。文大統領は老兵が涙を見せると、しばらく演説を止めて彼らを眺めた。
一方、長津湖戦闘は、朝鮮戦争中だった1950年11月咸鏡南道(ハムギョンナムド)長津湖で米第1海兵師団が中国軍7師団に包囲されて全滅する危機に処した戦闘だ。当時、米軍は中国軍の咸興地域入りを遅らせ、米軍の他にも避難民9万人をメレディス・ヴィクトリー号に乗せた。当時、米軍は寄せ掛ける避難民を断らず最大限受け入れ、容積をかなり超過したが、腹は奇跡的に浮かんで韓国に無事に航海を終えた。
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