13日に平壌に到着したデニス・ロッドマン氏(写真=ツイッター)
ロイター通信とAP通信などは、ロッドマン氏が17日に北朝鮮から中国・北京国際空港に入国したと報道した。彼は取材陣に「(北朝鮮を訪問したのは)本当に良かった」と話した。
だがロッドマン氏は金正恩(キム・ジョンウン)委員長に会ったかとの質問には答えなかった。また、北朝鮮に17カ月間にわたり抑留され昏睡状態のまま最近解放されたオットー・ワームビア氏に関する質問にも沈黙した。これに先立ち米国の医療スタッフは「ワームビア氏に深刻な脳損傷を発見した」と明らかにしていた。
当初ロッドマン氏の北朝鮮訪問を米政府が認めたことに対し関心が集まった。北朝鮮が最近核ミサイル試験を強行したのにロッドマン氏の訪朝を認めたためだ。
ロッドマン氏は2013年2月に北朝鮮を初めて訪問した。バスケットボールファンとして知られる金正恩委員長がロッドマン氏をサプライズで招請した。その後も数回にわたり北朝鮮を訪問したロッドマン氏は2014年には金正恩委員長に誕生祝いの歌を歌ったりもしており、米国の政治家らから「北朝鮮に利用されている」という批判を受けてきた。
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