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【噴水台】指導者の品格と口

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
国家指導者の品格は「国格」だ。指導者の一言と行動一つが国民に非常に大きな影響を及ぼす。キム・ボンジュン全南大史学科教授の著書『こんな大統領に会いたい』が興味深い。尊敬される米国大統領11人の品格を「自負心、反芻、寛容と包容、未来設計」の4つの品格で分析した。初代大統領ジョージ・ワシントンは世界で初めて大統領制を導入した自負心、第28代ウッドロー・ウィルソンは中立主義を普遍的原則として再誕生させた反芻の象徴として挙げた。南北戦争後に統合を導いた第16代エイブラハム・リンカーンは寛容と包容、西部時代開拓の礎石を築いた第3代トーマス・ジェファーソンは未来設計者と分析した。

一方、現職のドナルド・トランプ大統領は現在のところよく分からない。ひとまず非難が多い。昨年の大統領候補当時、わいせつな録音テープが公開されて苦しんだが、余震は相変わらずだ。テープの内容はトランプ大統領が2005年、NBC放送の進行者ビリー・ブッシュと交わした対話。「あなたがスターなら女性たちのあそこをつかむことができる」。多くの人々が驚いた。ところが大統領就任後にも暴言は続いた。自ら品格を落とす局面だ。後に『こんな大統領に会いたくない』の主人公になるかもしれない。

トランプ大統領はまだましだ。フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が大型事故を起こした。ドゥテルテ大統領は3日前、戒厳令宣言地域で極端主義武装団体イスラム国(IS)に追従する反乱軍の掃討に投入された将兵を慰問した。その場で「戒厳令の結果と波紋は私が全面的に責任を負う。皆さんが(女性を)3人までレイプすれば私がしたという」と述べた。冗談だとしても衝撃はメガトン級だ。直ちに世界人権・女性団体の非難があふれた。すると「誇張するためだった」と苦しい弁解をした。あきれるしかない。


ドゥテルテ大統領の性的冗談は今回だけではない。大統領候補だった昨年4月、1989年の刑務所暴動事件に言及しながら問題発言をした。当時、収監者から集団性的暴行を受けて殺害された豪州女性宣教師について「彼女は美しかった。私が先にするべきだったのに」と述べたという。豪州政府が抗議し、国際問題に飛び火して騒がしくなった。それでもフィリピンの大統領になった。ドゥテルテ大統領の人格も、フィリピンの国格も大きく落ちた。果たして舌禍だったのか、それとも本当にそう思ったのか。ドゥテルテ大統領だけが知っている。そのような大統領を選んだフィリピンの国民の心情はどうだろうか。指導者もよく選ばなければいけない。

ヤン・ヨンユ/論説委員



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