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文在寅政権、北核・THAAD・慰安婦「外交リセット」開始

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
文在寅(ムン・ジェイン)政権が日・米・中・露への特使外交を通じて外交安保政策のリセットボタンを押した。重複的に絡んでこう着している▼北朝鮮の核・ミサイル▼高高度防衛ミサイル(THAAD)配備▼韓日慰安婦合意--などの懸案に関連してだ。特に朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾後の国政コントロールタワー不在で生じた非正常的な状況を元に戻す作業も特使外交を通じて速度を上げている。

最大の懸案は韓半島(朝鮮半島)危機論を招いた北朝鮮核・ミサイル解決法の摸索だ。

(1)北朝鮮は対話に出てくるのか


訪米中の洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)対米特使は17日(現地時間)、トランプ大統領と15分間の会談をし、韓国政府の対北朝鮮圧力・制裁と対話の併行原則を説明した。

洪特使は会談後、「トランプ大統領は今は圧力と制裁段階だが、一定の条件を満たせばいわゆる関与(engagement・対話と交渉)を通じて平和を築いていく意向があると述べた」と紹介した。前提条件付きだがトランプ大統領が「平和」という言葉を使ったのは初めてだ。

洪特使は「トランプ大統領は対話のための対話ではなく結果を出す対話をする意向があるという言葉も述べた」と伝えた。「最大限の圧力と関与」という基調の米政権の対北朝鮮政策の中心が「圧力」から「関与」に移る雰囲気だ。前日、米国のヘイリー国連大使も北朝鮮の核の完全廃棄の代わりに核凍結(核開発と核ミサイル試験の中断)を対話の条件とした。

(2)THAAD接点の摸索

洪特使はマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)に会い、「THAAD配備の手続き上の問題をめぐる韓国国内の論争と国会での議論の必要性を説明した」と明らかにした。マクマスター補佐官は「韓国国内で手続き上の問題の話があることをよく知っていて、理解する」という反応を見せたという。キム・ハングォン国立外交院教授は「マクマスター補佐官の『理解する』という発言は、韓米関係の亀裂を予防したという点で意味がある」と述べた。

文在寅政権は特使外交でTHAADに関連する当面の葛藤を減らした後、今後、韓米会談(6月末)、韓中会談(7-8月)を経て段階的に解決点を見いだす計画だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者はこの日、「韓米首脳会談を控えてTHAAD問題に対して何らかの立場を決めるのは会談に不利な要素」と説明した。李海チャン(イ・ヘチャン)対中特使は19日に習近平国家主席に会い、文大統領の親書を渡す予定だ。

(3)慰安婦問題、戦略的接近を

日本に対しては随時訪問して懸案を議論する「シャトル外交」再開の意思を伝えた。文喜相(ムン・ヒサン)対日特使は18日、安倍晋三首相に会い、(韓日間)シャトル外交の再開を希望する文大統領の意向を伝えた。また韓日慰安婦合意に対する韓国国内の反発世論を説明した。しかし文大統領が大統領選挙で強調した「再交渉」「合意廃棄」などには言及しなかった。安倍首相も「さまざまな問題をうまく管理し、障害にならないよう未来志向的に発展していかなければいけない」と述べた。

魏聖洛(ウィ・ソンラク)ソウル大客員教授は「トランプ大統領との会談で『交渉』『平和』のような発言を引き出したのは均衡がとれた接近だった」とし「韓日関係でも慰安婦合意という葛藤懸案を避けながら、首脳間の水面下交流に意見の一致を図る接近法が功を奏した」と評価した。



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