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韓国スケート連盟の新ユニホームめぐり論争

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

昨年FILAのユニホームを着たイ・サンファ(中央フォト)

「ハンター社のユニホームを着れば1秒以上遅い記録が出てくる可能性がある」 (FILA)

「選手の意見をまとめてユニホームを選択した」(大韓スケート連盟)

平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)開幕を約260日後に控え、ユニホームをめぐるスケート連盟と企業側の論争が第2ラウンドを迎えた。


スポーツブランドFILAは17日、報道資料を通じて「2018年平昌冬季五輪に出場する韓国スケート代表選手がハンター社のユニホームを着れば競技力が低下する可能性がある」と主張した。FILA側は最近、オランダのマルケンにあるDNW社に依頼して実施したウインドトンネルテストの結果、選手がハンター社のユニホームを着用した場合、FILAのスポーツコンフェックスのユニホームを着た時より記録が落ちたと伝えた。ウインドトンネルテストとは、飛行機などに及ぼす空気の影響を人工装置で調べるものだ。

FILAのユニホームは300グラムと、ハンター社のユニホーム(335グラム)より軽く、空気抵抗も10%以上少ないという結果が出たと、FILA側は説明した。ソウル大のアン・ジュウン教授(体育教育科)は「スケート速力の限界を空気抵抗だけに仮定すれば、イ・サンファ選手が新しいユニホーム(ハンター社)に変える場合、2014年ソチ冬季五輪の500メートル記録(37秒28)に比べて1秒以上遅い記録が出る可能性がある」と分析した。

スケート連盟は先月25日、オランダのハンター社の製品を平昌五輪の新しいユニホームに選定した。2012年10月からスピードスケートとショートトラック代表チームのユニホームを後援してきたFILAとの契約は先月30日に終了した。

これに先立ちスケート連盟はショートトラックのシム・ソクヒ、チェ・ミンジョン、ソ・イラ、イム・ヒョジュン、スピードスケートのイ・スンフン、キム・ミンソク、キム・テユン、キム・ボルムらにハンターやミズノのユニホームを着用させ、点数をつけることにした。無記名アンケートに参加した8人の選手のうち7人がFILAを含む3社の製品の中でハンター社のユニホームが最も体にフィットすると答えた。

しかしFILA側は「長距離種目の少数選手だけでテストを行った。公正な採点基準もなかった」と主張した。テストに参加していないイ・サンファはFILAのユニホームが良いという意見を出し、他の選手とは違う立場を見せた。



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