米国特使の洪錫ヒョン(ホン・ソクヒョン)韓半島(朝鮮半島)フォーラム理事長はこの日、ワシントン・ダレス空港に到着し、トランプ大統領に会うのかという記者の質問に対し「外交部が協議し(日程が)調整されると聞いている。時間はまだ聞いていない」と答えた。また洪特使はTHAAD問題について「韓米間の葛藤というより国内の手続き的な問題に関する報道があると聞いている。韓米間の葛藤があるとは見ていない。(文大統領の)親書を持ってきた」と述べた。洪特使は出国前、仁川(インチョン)空港で「韓米同盟と北核解決問題について米国と共有し、互いに理解を深めることが最も重要」と話していた。北核問題については「文大統領とトランプ米大統領が電話協議で共通の認識が増えたため、訪米期間中に文大統領の考えを伝え、米国側の話も聞く」とし「(韓米間の対北朝鮮認識に)大きな差はないはず」と説明した。
洪特使は「首脳会談の時期が6月末と発表されたので、後続措置の話などが(協議の)中心になりそうだ」とも話した。洪特使は訪米期間中、トランプ大統領に会って文大統領の親書を渡し、ティラーソン国務長官ら官民の人物に幅広く接触する予定だ。トランプ大統領が韓米自由貿易協定(FTA)の再交渉または破棄の立場を明らかにしたことに対し、洪特使は「米国が提起しない以上、我々が先に提起する必要はない」とし「現在はトランプ大統領が話しただけで、正式に韓国政府が(米国側の意見を)受けたり政府の機関対機関の対話はまだ始まっていないようだ」と述べた。