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日本の鉄道、独占解体30年 年間2兆円の赤字から1兆円の黒字へ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
1日午前11時40分、東京上野駅。全体10両編成17客室に33人を乗せた豪華ベッド列車「TRAIN SUITE 四季島」が初運行を始めた。3泊4日間東北地方・北海道を一周するコースの最高価格は2人1室を基準に95万円。最高級客室は複層にヒノキ風呂も備えている。車両は先頭と後尾がガラスとなっている展望車両で、高級ラウンジもある。走るホテルスイートルームだ。列車は年末まで3泊4日コース21編と1泊2日コース20編が運行される。

四季島のツアーデスクの秋葉美穂さんは「1日に出発した最高級客室の予約倍率は76倍だった」とし、「来年3月までの予約が全部終わっている」と話した。JR東日本は事業費で車両製造費を含めて100億円を投じた。橋本英樹広報担当は「四季島は鉄道を通したクルーズ旅行の新しい市場を切り開くことになるだろう」とし、「地方との連携強化を通じて観光入国に寄与し、地方の魅力を発信する架け橋の役割も果たすだろう」と説明した。

JR九州は、2013年から超豪華列車「ななつ星 in 九州」を編成している。九州を一周する3泊4日コースの最高額は95万円で、四季島と同水準だ。今年9月まで計325編の運行が確定され、平均予約倍率は22倍だった。JR西日本は翌月、超豪華列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」を発売する。


日本国有鉄道(国鉄)が1987年4月に分割・民営化し、JR7社が誕生して30年。

赤字・労使紛糾にあえいでいた巨大独占公企業はJR時代を迎えて競争するライバルに変わった。鉄道が一交通手段から観光目的にアップグレードされた。不沈艦と呼ばれた国鉄の無責任経営体質も影も形もない。JRは不動産など事業の多角化により、東日本・東海・西日本・九州の地元4社と貨物1社が黒字に転換した。赤字会社はJR北海道・四国だけだ。

JR各社の明暗は交錯しているが、国鉄の分割・民営化は成功した行政改革であり、ビジネスモデルと判明された。成果は数値に確認される。国鉄は64年以来、毎年2兆円近くの赤字を計上した。経営は悪循環に陥った。乗客を自家用・飛行機に奪われ、収入の確保に向けた賃上げをしてからだ。組合員10万人を抱えて日本最大の労組によるストライキや遵法闘争も経営悪化に一役買った。JR7社の全体は昨年1兆2096億円の黒字を上げた。負債は30年間37兆1000億円から6兆5000億円に、職員数は約27万人から13万人に減った。職員1人当たりの生産性は86年1155万円から3739万円に上がった。



日本の鉄道、独占解体30年 年間2兆円の赤字から1兆円の黒字へ(2)

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