文在寅（ムン・ジェイン）大統領が米国・中国・日本・ロシア・欧州連合（ＥＵ）・ドイツに特使を派遣する。

米国には洪錫ヒョン（ホン・ソクヒョン）前中央日報・ＪＴＢＣ会長、中国には李海チャン（イ・ヘチャン）元首相、日本には文喜相（ムン・ヒサン）元国会副議長、ロシアには宋永吉（ソン・ヨンギル）共に民主党議員を特使に内定した。ＥＵとドイツに対する特使は趙潤済（チョ・ユンジェ）西江大国際大学院教授が務める。特使は大統領の親書を伝え、両国の関係発展案について議論する。

洪錫ヒョン前会長は駐米大使と世界新聞協会（ＷＡＮ）会長を歴任し、ティラーソン米国務長官とともに米戦略国際問題研究所（ＣＳＩＳ）理事を務めている。文大統領は１０日、トランプ米大統領との電話協議で「早期に特使代表団を派遣する」と明らかにした。


李元首相は盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権前に中国特使を務め、文元副議長は２００４－０８年に韓日議員連盟会長を務めた。宋議員は２０１３年、ロシアのプーチン大統領から平和友好勲章を受けた。ＥＵ・ドイツを訪問する趙潤済教授は駐英大使を務めた欧州地域の専門家。