第19代大統領選挙で、「統合」を掲げる「共に民主党」の文在寅氏が当選した。
文候補は安候補との競争構図で注目された湖南(ホナム)圏(全羅道)で60%前後の得票率となり、圧倒的な優位となった。また、首都圏と釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・忠清(チュンチョン)・江原(カンウォン)など全国的に得票率が高かった。選挙期間中に保守層結集戦略を見せた洪候補は大邱(テグ)・慶北(キョンブク)・慶南(キョンナム)で1位となり、最終世論調査より高い得票率となったが、そのほかの地域では劣勢を克服できなかった。安候補は昨年4月の総選挙当時とは逆に湖南の票が文候補に傾き、全国的に1位になった圏域が1カ所もなかった。得票率の推移がこのまま続く場合、1987年の大統領選挙以来初めて得票率20%以上の候補が3人となる。
この記事を読んで…