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【コラム】本を読む大統領が見たい=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
景福宮(キョンボックン)の脇道、光化門(クァンファムン)から三清洞(サムチョンドン)に向かう道に入れば大韓出版文化協会協会の建物がある。黒いレンガのやや低めの建物に大きな垂れ幕が掲げられている。「本を読む大統領が見たい」。何か突拍子もない話だろうか。歴代大統領は本を読まなかったということなのか、その意味は曖昧だ。おそらく大統領選挙を控えて大統領選挙候補者に、あるいはその周辺の力がある人々に本に対する関心を促す言葉に違いない。

大統領はとても忙しい職業だ。記録によると、40年前にも韓国大統領は年間で国内の要人4286人、外国の要人207人と会ったという。出張は年間183回、請願と嘆願は一日に70件を処理しなければならなかった。今はもっと忙しいはずだ。その忙しい日課の中で本を読んだのだろうか。実際、夫人の回顧によると、当時大統領は押し寄せてくる仕事とスケジュールの合間にぽっかりと空き時間ができれば酒を求めていたとしている。

最近の大統領は空き時間ができればテレビを見るのだろうか、それともゲームをするのだろうか。さまざまな状況から見る時、大統領をはじめとして政府の政策を手がける多くの人々が出版を斜陽産業と感じているのは明らかだ。文化体育観光部の編成で、文化コンテンツ産業室下のメディア政策官、その下の出版印刷産業課で出版関連のことを担当している。おもしろいのは、映像コンテンツ産業課やゲームコンテンツ産業課、大衆文化産業課など、最近韓流を代表してかなり稼いでいる分野はコンテンツ政策官の下に置く一方、出版は印刷とひとつにしてメディア政策課や放送映像広告課とともにメディア政策官の下に置いていることだ。映像・ゲーム・大衆文化などは生産的な産業としてひとまとめにして支援するが、縮小しつつある出版は印刷と一つにして検閲あるいは統制の対象としてみていることが明白だ。


出版を産業の一分野として捉えていないため、経済的な効果を念頭に置いた大規模な支援には考えも及ばないことだろうし、支援はゲームや映像、そして歌謡など大衆文化側に集中している。「本を読む大統領が見たい」という言葉は、このような偏見を取っ払ってほしいという要求だ。ここでいう偏見は、何種類かにまとめることができる。



【コラム】本を読む大統領が見たい=韓国(2)

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