旅客船セウォル号の引き揚げ後、初めて人の骨と推定される物体が発見された。海洋水産部は行方不明者の骨の可能性があるとみて国立科学捜査研究院(国科捜)本院に精密鑑識を依頼した。
海洋水産部によると、潜水士が5日午前11時36分ごろ、セウォル号沈没事故地点の全羅南道珍島郡(チンドグン)屏風島(ビョンプンド)北側3キロの海底を捜索中、長さ34センチの骨を発見したという。現場収拾本部身元確認チームに派遣された国科捜の職員がこの骨を裸眼で鑑識した結果、「人の骨と推定される」という判断を下した。
これを受け、海洋水産部は骨の大きさや形から人の脛骨である可能性が高いとみて、この日午後5時30分ごろ、江原道原州市(ウォンジュシ)の国科捜本院に骨を送り精密鑑識を依頼した。海洋水産部と国科捜によると、骨の遺伝子分析の結果が出るのに1カ月ほどかかる予定だ。
海洋水産部はセウォル号引き揚げ過程での遺体流失の可能性を憂慮し、事故海域の海底に横200メートル、縦160メートル、高さ3メートルの流失防止フェンスを設置していた。この区域を潜水士が縦横に交差捜索する過程でこの骨は見つかった。骨が発見された場所は沈没したセウォル号の船尾の客室に近いところだ。客室の近くで不明者の遺体が発見される可能性が高いという理由で特別捜索地域に指定されたところだった。
セウォル号の内部または沈没海域で人の骨と推定される物体が発見されたのは今回が初めて。海洋水産部はセウォル号引き揚げ直後の3月28日、セウォル号を積載した半潜水型船舶の甲板の上で7点の骨を発見したが、豚など動物の骨であることが確認された。その後、この日まで679点の骨が発見されたが、すべて動物の骨だった。
海洋水産部によると、潜水士が5日午前11時36分ごろ、セウォル号沈没事故地点の全羅南道珍島郡(チンドグン)屏風島(ビョンプンド)北側3キロの海底を捜索中、長さ34センチの骨を発見したという。現場収拾本部身元確認チームに派遣された国科捜の職員がこの骨を裸眼で鑑識した結果、「人の骨と推定される」という判断を下した。
これを受け、海洋水産部は骨の大きさや形から人の脛骨である可能性が高いとみて、この日午後5時30分ごろ、江原道原州市(ウォンジュシ)の国科捜本院に骨を送り精密鑑識を依頼した。海洋水産部と国科捜によると、骨の遺伝子分析の結果が出るのに1カ月ほどかかる予定だ。
海洋水産部はセウォル号引き揚げ過程での遺体流失の可能性を憂慮し、事故海域の海底に横200メートル、縦160メートル、高さ3メートルの流失防止フェンスを設置していた。この区域を潜水士が縦横に交差捜索する過程でこの骨は見つかった。骨が発見された場所は沈没したセウォル号の船尾の客室に近いところだ。客室の近くで不明者の遺体が発見される可能性が高いという理由で特別捜索地域に指定されたところだった。
セウォル号の内部または沈没海域で人の骨と推定される物体が発見されたのは今回が初めて。海洋水産部はセウォル号引き揚げ直後の3月28日、セウォル号を積載した半潜水型船舶の甲板の上で7点の骨を発見したが、豚など動物の骨であることが確認された。その後、この日まで679点の骨が発見されたが、すべて動物の骨だった。
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