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<韓国大統領選>保守候補、朴前大統領健康異常説を提起

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ソウル拘置所に収監中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の健康異常説が保守陣営の大統領選候補を中心に集中的に提起されている。

洪準杓(ホン・ジュンピョ)自由韓国党候補は30日、ソウルで遊説し、「朴前大統領は今、刑務所で極度に健康が良くないと聞いている」とし「拘束執行を停止し、病院に移監するべきだが、そうしないのは大統領選挙のため」と主張した。続いて「検察が文在寅(ムン・ジェイン)共に民主党候補の顔色を見ている。検察に朴前大統領を病院に送ってほしいと話してほしい」と述べた。

これに先立ち趙源震(チョ・ウォンジン)セヌリ党候補も遊説中に「朴前大統領が準断食状態で命が危険だ。検察は病院にも連れていかない」と主張した。


朴前大統領の健康異常説は妹の朴槿令(パク・クンリョン)元育英財団理事長(63)が最初に主張した。朴槿令氏は先月28日、詐欺疑惑の容疑者として検察に出頭し、「姉はもともと副腎機能低下症がある。食事もまともにできず健康状態が非常によくないという話を聞いた」と述べ、涙を流した。

副腎機能低下症は腎臓の上の副腎から分泌されるホルモンが不足し、貧血・衰弱などの症状を起こす病気。

その後、インターネット掲示板を中心に「日本のニュースに朴前大統領が断食中という報道があった」「ソウル拘置所から救急車が出てきたが、中に朴前大統領が乗っていた」などのコメントが登場し、朴前大統領に同情的な階層を中心に広まった。洪候補と趙候補が言及することになった背景だ。

しかし法務部の関係者は30日、「こういう噂はすべて事実でない。朴前大統領は食事を規則的にしていて、体重に大きな変化もない」とし「健康状態に異常はない」と伝えた。当局の関係者は「普段からの小食の習慣のために周囲の人が心配する言葉が偽ニュースの形で広がるようだ」と伝えた。

朴前大統領は今回の大統領選挙の投票を放棄した。一方、ソウル南部拘置所に収監されている崔順実(チェ・スンシル)被告は居所投票(郵便投票)を申請した。未決囚は投票権がある。



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