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THAADの直撃を受けたKビューティー…アモーレパシフィックの営業利益9.7%下落

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国のTHAAD(高高度防衛ミサイル)報復による副作用で「K-ビューティー」をリードしているアモーレパシフィックが直撃を受けた。中国人観光客が減り、韓国免税店の売り上げが急減したことを受け、アモーレパシフィックの営業利益も10%近く減少した。

24日、アモーレパシフィックグループは今年の第1四半期営業利益が昨年の第1四半期より9.7%減った3785億ウォン(約369億円)となったと発表した。売り上げは昨年歳1四半期より5.5%増加した1兆8554億ウォンとなっている。

実績不振はTHAADによる影響が大きかった。アモーレパシフィック広報チームのパク・ソンジン課長は「韓国の景気低迷が長引いた影響もあるが、何より中国人観光客が減って免税店の売り上げ不振が第1四半期における最大の悪材料となった」と説明した。第1四半期には、海外旅行の需要が多いお正月や中国観光客が訪韓する春節などがあるが、中国政府の旅行制限のようなTHAADによる打撃を避けることができないわけだ。


先月、中国人観光客は昨年より40%急減した。韓国観光公社によれば、先月韓国を訪れた中国人観光客は昨年より40%減少した36万782人と集計された。中国人観光客が大幅に減ることで先月の全体訪韓外国人観光客数も昨年より11.2%減少した。

海外観光客が減りながら主力系列会社であるアモーレパシフィックの国内事業にも赤信号が灯っている。第1四半期の国内事業の営業利益は昨年第1四半期より13%減少した2340億ウォンとなった。売り上げも昨年第1四半期より2%増加した1兆1044億ウォンにとどまった。一方で、タイ・シンガポールなど「ポスト・チャイナ」といえる市場が大きくなり、海外事業の売り上げは17%成長した4770億ウォン、営業利益は11%増加した881億ウォンとなった。

中国人観光客が多く訪れていた中低価格ブランドの実績不振も目立つ。韓国コスメブランドのイニスフリー(innisfree)の第1四半期の売上額は1984億ウォンで、昨年第1四半期より6%増加したが、営業利益は463億ウォンで11%下落した。人気コスメブランドのエチュードハウス(ETUDE HOUSE)の営業利益は昨年123億ウォンから29%も落ちて88億ウォンと集計された。



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