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東芝を必ず確保する…日本に向かうSKグループ会長(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
24日のSKグループ崔泰源(チェ・テウォン)会長の日本行きが東芝買収戦の構図を変えることができるだろうか。SKグループ核心関係者によると崔会長は最近「常に現場に答があると考える。今回も現場で最善の答えを見つけたいと思う」として日本行きを決めた。崔会長は18日に4カ月ぶりに出国禁止が解除されてから初めての海外出張先として日本を選んだ。

崔会長の日本行きだけ見てもSKグループが東芝買収をどれだけ重要と考えているのか推察できる。SKハイニックスはメモリー半導体市場の好況のおかげで昨年第4四半期に1兆5361億ウォンという過去最大の実績を出した。業界では同社の営業利益が1-3月期と4-6月期にもそれぞれ2兆ウォンに達し、今年年間では10兆ウォンに達するとみている。

順調なSKハイニックスの弱点はNAND型フラッシュだ。同社の売り上げ比率はDRAMが72%でNAND型フラッシュの25%の3倍近い。DRAM市場では確実な世界2位だがNAND型フラッシュ市場では5位圏にすぎない。


半導体産業協会のアン・ギヒョン常務は、「東芝のNAND型フラッシュ事業を確保する場合、SKハイニックスは1位のサムスン電子をぴったり追撃する確実な2位になれる。これに対し他の会社に東芝を奪われるならNAND型フラッシュ市場でトップ圏に進入するのはとても厳しくなるだろう」と予想した。

NAND型フラッシュ市場の急激な成長でもSKが東芝にすがる理由だ。市場調査機関のIHSによると、昨年362億2800万ドル規模だったこの市場は2020年には460億900万ドル規模に急成長する見通しだ。電源が切れてもデータが消えない記憶装置のNAND型フラッシュはDRAMと違い「機器の台数にしばられないメモリー半導体」というのが特徴だ。中央演算装置(CPU)に搭載されるDRAMはスマート機器ごとに1個ずつ搭載される。スマート機器が不況に陥り売れなければDRAMの売り上げも減る。これに対しNAND型フラッシュは保存するコンテンツ容量が増えるほど需要も無限大に増える。データサーバーや外付けメモリーを通じてNAND型フラッシュが売れるためだ。

漢陽大学融合電子工学部のソン・ヨンホ教授は「最近スマートフォンのデータ容量が増えマイクロSDカードを別に購入して使う消費者が多くなったのが代表的な事例。メモリー半導体の中でもDRAMよりNAND型フラッシュ市場の成長がさらに急なものと予想される」と話した。



東芝を必ず確保する…日本に向かうSKグループ会長(2)

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