朴前大統領個人で見れば、この上ない悲劇史に違いない。両親をともに銃弾で亡くし、18年間にわたり隠遁した後、政界に入門し、史上初の父娘大統領として華麗に頂点に立ったが、結局は任期中に罷免される初めての大統領となり、囚衣まで着ることになった。しかしこれらすべてが自業自得だったという点で残念でならない。
大統領に就任した直後から「不通」という指摘を数え切れないほど受けたが、最後まで数人の側近としか疎通せず、国政壟断が明るみに出た後も辞任など「秩序ある退陣」を拒否し、持ちこたえようと弁解を貫いた。崔順実(チェ・スンシル)被告のような背後の人物を防げなかったことだけでも責任を免れないが、「知らなかった」という言葉ばかり繰り返して無罪を主張する抗弁をし、元大統領としての毅然たる態度までも捨てた。
大統領に就任した直後から「不通」という指摘を数え切れないほど受けたが、最後まで数人の側近としか疎通せず、国政壟断が明るみに出た後も辞任など「秩序ある退陣」を拒否し、持ちこたえようと弁解を貫いた。崔順実(チェ・スンシル)被告のような背後の人物を防げなかったことだけでも責任を免れないが、「知らなかった」という言葉ばかり繰り返して無罪を主張する抗弁をし、元大統領としての毅然たる態度までも捨てた。
この記事を読んで…