ドラマ『被告人』
映画『再審』
映画『プリズン』
映画『普通の人』
映画も同じだ。『インサイダーズ/内部者たち』(707万人)、『マスター』(714万)、『ザ・キング』(531万)など、腐敗権力に立ち向かうヒット作が相次いでいる。公権力の犠牲になり、犯人に仕立て上げられてしまった背景を暴いていくフィクション映画『再審』(241万)に続き、刑務所の中の巨大悪を描いた『プリズン』や寃罪をこうむった警察官を描いた『普通の人』も最近公開された。さらに下半期には、現代史を扱った映画が「社会派ジャンル」に加勢する予定だ。「不道徳な既得権=悪」を懲らしめて正義を守り、社会的な怒りを発散する「社会派映画」の熱気に、楽しんで見ることのできるロマンスやコメディのようなジャンルは見る影もない。
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