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<W杯サッカー>韓国、今夜シリア戦…本大会に向け重要な一戦(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

シュティーリケ監督(63、ドイツ)

大韓民国はシュティーリケ監督(63、ドイツ)を信じてもよいのだろうか。

サッカーファンの反応は冷たい。特に韓国代表が23日、中国代表を相手に衝撃の敗戦(0-1)を喫したことで、シュティーリケ監督に対する非難が続いた。サッカーファンは中国戦の無気力なプレーのほか、単調な戦術にも疑問を提起している。このままではワールドカップ(W杯)本大会に進出するとしても、他国のための「勝ち点自販機」の役割をする可能性が高いという指摘も出ている。

こうした点で28日午後8時にソウルW杯競技場で行われるシリアとのW杯最終予選第7戦(JTBC単独生中継)は「シュティーリケ監督を信頼してもよいのか」を判断する最後の機会となる。シュティーリケ監督はシリア戦では李庭協(イ・ジョンヒョプ、釜山)の代わりに長身FW金信旭(キム・シンウク、全北)カードを使うとみられる。


韓国が大差で勝てばシュティーリケ監督に対する非難は弱まる可能性もある。現在、の韓国はA組で3勝2敗1分け(勝ち点10)で組2位。3位のウズベキスタンとは勝ち点1の差だ。4位のシリアとは2点差。シリアに敗れる場合は組4位まで落ちる可能性がある。

大韓サッカー協会とシュティーリケ監督は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング95位のシリアに勝って一息つこうという雰囲気だ。しかし専門家とファンは「シリア戦の結果に関係なく、さらに沈没する前に船長を変えるべきだ」と声を高めている。サッカー専門家らは戦術の問題点を最も多く指摘している。パク・ムンソンSBS(ソウル放送)サッカー解説委員は「シュティーリケサッカーの核心は何かと尋ねられて明確に答えられる人は少ない。相手によって戦術を変える他の監督とは違い、シュティーリケ監督はいつも同じ戦術で同じ失敗を繰り返す」と指摘した。

敗戦の責任を選手のせいにする態度も失望感を与える。キム・ファンJTBC解説委員は「2002年W杯4強に導いたヒディンク監督(オランダ)は韓国の記者の批判に明確なビジョンで答えた」とし「シュティーリケ監督は昨年10月のイラン戦の後、『韓国にソリア(34、カタール)のようなFWがいないため負けた』と発言し、選手との信頼関係を自ら崩した」と述べた。

コーチングスタッフ運営方式も批判の対象になっている。ハン・ジュンヒKBS(韓国放送公社)解説委員は「シュティーリケ監督のそばにいるコーチは選手のフィジカルの責任を負うカルロス・アルムア氏(アルゼンチン)だけ」と述べた。代表チームをともに率いてきた申台龍(シン・テヨン)コーチ(47)はU-20(20歳以下)代表監督になった。指導者として経験が浅い薛ギ鉉(ソル・ギヒョン)コーチ(38)とチャ・ドゥリ戦力分析官(37)がシュティーリケ監督を補佐する。趙重衍(チョ・ジュンヨン)前サッカー協会会長は「選手と年齢が似たコーチが監督に直言する可能性があるのか疑問」と指摘した。

ハン・ジュンヒ委員は「韓国代表チームを率いた歴代外国人指導者とは違い、シュティーリケ監督が長期間にわたり免罪符を受けているのは事実」と話した。2014年9月に韓国代表監督に就任したシュティーリケ監督は任期が2年7カ月を超え、歴代最長寿監督となった。成績不振で1年で更迭されたコエリョ監督(ポルトガル)、ボンフレール監督(オランダ)とは対照的だ。



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