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景気指標は最悪なのに…なぜウォン高が進んでいるのか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

外国人の韓国株式市場への投資が増え、ウォン高が進んでいる。21日、ソウル中区KEBハナ銀行ディーリングルームの電光掲示板に1ドル=1120.3ウォンとなっている。

後50ポイントだ。KOSPI(韓国総合株価指数)が過去最高になるまでだ。

21日、KOSPIは前日より0.99%上がった2178.38で取り引きを終えた。2011年7月8日(2180.35)以降5年8カ月で最も高い数値だ。過去最高値となった2011年5月2日(2228.96)より50.58ポイント低いだけだ。ウォン高も進んでいる。この日、1ドル=1120.3ウォンで取り引きを終え、1110ウォン台を超えている。100円=993ウォンとウォン高だ。

経済は厳しくて政治も混乱しているうえに、中国の高高度防衛ミサイル(THAAD)報復まで重なっている。それでも外国人投資家は韓国の株式とウォンに集まっている。今年に入って21日まで外国人投資家は韓国の株式5兆5675億ウォン(約5523円、買い越し)を買い入れた。機関投資家が6兆1968億ウォン、個人投資家が1兆465億ウォンを売ったこと(売り越し)とは正反対の歩みを見せている。この日、KOSPIの上昇をリードしたのも外国人投資家だ。一日中3627億ウォン程度の韓国株を買い入れた。


「指標と投資は別」

このような外国人投資家の本音は何だろうか。企画財政部のファン・ゴンイル国際金融政策局長は「米国の米連邦準備制度(FRS)の追加利上げ幅と時点をめぐる不確実性が先週、連邦公開市場委員会(FOMC)会議を契機に消えた」とし、「これによって全世界的にリスクを好む現象が再び現れている」と分析した。ファン局長は「先進国より市場規模が小さいながらも健全性は他の新興国に比べて良好な韓国株式市場に外国人投資が集まり、台湾の株式・外国為替市場も同じ理由で似たような流れを見せている」と伝えた。



景気指標は最悪なのに…なぜウォン高が進んでいるのか(2)

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