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【時視各角】朴大統領の最も大きな罪(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
時には家庭内の事情を隣人がもっと詳しく知っている場合がある。特に、家庭内での問題が深刻な場合はそうだ。隣人がもっと冷静でかつ公正な評価を下しやすいかもしれない。数日か前に米国務省がまとめた「2016年国家別人権報告書」に関心が向くのもそのためだ。

米人権報告書には「腐敗と政府の透明性不足」項目がある。韓国はいつもこの項目を簡単に通過していない。それでも例年は大体一部の官僚らの不正腐敗だけが言及されてきた。ところで、今度はとても具体的だ。崔順実(チェ・スンシル)・安鍾範(アン・ジョンボム)・禹柄宇(ウ・ビョンウ)の名前まで取り上げて国政壟断事態を扱った。大統領までかかわった情況を指摘し、特検捜査と憲法裁判所の弾劾審判の過程を言及した。大統領に反対する大規模の平和デモが続いているとも紹介している。

米国が腐敗と政府の透明性を人権問題からアプローチするのはまさに正しい方法だと思う。腐敗は公正な競争を妨げることで憲法が保障する基本人権である「機会の平等」を侵害するためだ。政府の透明でない権力執行はそのような腐敗を育む温床になっている。「大統領の古い友人」の娘に特別優遇を施して他の学生らの人権を侵害している。政府が好まない傾向を持ったという理由でブラックリストに名を連ねて支援すら受けられないのも明らかな人権侵害だ。


国政壟断というのは結局、腐敗であり人権侵害だ。厳正に行うべき国政を特定人だけに有利に動かしていたため、人権を蹂りんされた多数の被害者が生じた。一言でいうと、朴槿恵(パク・クネ)-崔順実被告の国政壟断事態は腐敗対反腐敗の問題ということだ。実際、腐敗と反腐敗は戦いの相手にならない。腐敗は清算の対象であり、リングに上がる選手でないためだ。



【時視各角】朴大統領の最も大きな罪(2)

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