中国のリスクを取り上げたのは特有の不確実性のためだ。せめて予測ができる米国とは異なり、中国は今後どうなるか予断を許さないという理由からだ。しかも、その行方が韓国経済に及ぼす波及効果も直接的だ。国際金融ラインは、特に米国の利上げによる影響が本格化し、米中間通商対立まで深刻化する場合、金融市場と為替を輪に韓国にも少なからず悪影響を及ぼすだろうと懸念している。
高高度防衛ミサイル(THAAD)体系をめぐる対立でなくても、中国という存在が韓国経済で持つ意味はこのように大きく変わっている。過去10年間、中国経済を語る際はいつも「特需」という修飾がついた。巨大な市場、果てしない成長エンジンで世界金融危機以降、米国の空白を埋めたからだ。だが、今は特殊というより「リスク」あるいは「飛び火」という言葉を用いる場合が多い。
高高度防衛ミサイル(THAAD)体系をめぐる対立でなくても、中国という存在が韓国経済で持つ意味はこのように大きく変わっている。過去10年間、中国経済を語る際はいつも「特需」という修飾がついた。巨大な市場、果てしない成長エンジンで世界金融危機以降、米国の空白を埋めたからだ。だが、今は特殊というより「リスク」あるいは「飛び火」という言葉を用いる場合が多い。
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