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北朝鮮、なぜ在日米軍基地を狙うのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が6日、東海(トンへ、日本名・日本海)の海上に向けて発射したミサイル4発が駐日米軍基地を狙ったものと分かり、高高度ミサイル防衛体系(THAAD)との関連性に注目が集まっている。

北朝鮮の朝鮮中央通信は7日午前、「訓練には、有事の際に日本駐留している米帝侵略軍の基地を打撃する任務を担当している朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊が参加した」と明らかにした。この日、一部の韓国メディアは「同時発射されたミサイルはTHAADで迎撃しにくいという点を強調し、『THAAD無用論』を国内に広めるための意図がある」と分析した。

北朝鮮が今回のミサイル4発と類似の経路で昨年8月ノドンミサイルを発射した当時も「THAAD体系のレーダーと類似の機種がある日本の車力米軍基地を狙った」という分析が出てきた。


北朝鮮は昨年8月3日、ノドンミサイル2発を発射し、このうち1発を日本の排他的経済水域(EEZ)に落とした。北朝鮮ミサイルが日本EEZまで飛んでいったのはこの日が初めてだった。高角は45~55度で、2006~2016年の間発射した75~85度から外れた区間だった。当時、韓国軍関係者は「韓半島有事の際、米増援戦力が発進する在日米軍基地とこれを支援する日本国内の軍事施設を狙ったものと見られる」と説明した。

ノドンミサイルが落下した秋田県男鹿半島の西250キロの海域から北東にある車力米軍基地までの距離は約300キロに過ぎなかった。ここに配備された弾道ミサイル早期警報レーダーはTHAAD体系のレーダーと類似の機種で、北朝鮮と中国の弾道弾を監視するのが主な任務だ。平壌(ピョンヤン)付近からノドンミサイルを発射した場合、この基地が射程圏内に入るとされている。



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