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【時視各角】われわれは革命を起こそうとしているわけではない=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
語弊が少しあるかもしれない。しかし、週末ソウル都心の既得権者はろうそく陣営だとの考えが何度も頭をよぎった。先週土曜日、光化門(クァンファムン)~崇礼門(スンネムン、南大門)を中心に形成された2大陣営を行き来しながら私はろうそくから得意の表情を読み取った。イ・ウンギョルのマジックショーが添えられた夕方の本行事は「われわれの力が強いということを知った。無茶苦茶な権力を退けることができるということを知った。春はわれわれが作り出した」という宣言で始まった。朴槿恵(パク・クネ)の弾劾と拘束を楽観する雰囲気が流れていた。10余日後、憲法裁判所が大統領の弾劾を認容するであろうとの自信が伝わってきた。数十万の人波のうち、あちこちで十数人が騒がしい酒宴を繰り広げていた。シャンパンをもう開けたのだろうか。

200メートルの緩衝地帯の向こう側には太極旗勢力数十万人が集まっていた。午後2時から9時までの行事の中で、ただの一カ所も焼酎やマッコリは私の目につかなかった。ろうそく陣営は座り、太極旗の人々は立っていた。不安と攻撃性、被害意識が複合した感情と言おうか。広場政治の出発は遅れたが、土壇場で逆転させるという戦意が感じられる。

私の取材手帳を奪おうとしていた60代女性の無礼は不快だった。彼女は「記者たちはゴミだ、信じることはできない」と叫んだ。太極旗発言が世の中から無視されているという感情がにじみ出ていた。演壇では「大韓民国を乱闘場にしたろうそくの反逆者をひっ捕まえよう」という背筋の凍るような言葉があふれた。


気になるのは、双方から出た「闇は光に勝つことはできない」(ろうそく陣営)、「一匹一匹、あの暗闇の奴ら」(太極旗陣営)という言葉だ。双方ともに相手を闇と決めつけている。自身は光だと称する。一度、光と闇の戦い構図になれば相手が消滅する時まで止まらない。そうするうちに共倒れになるのがオチだ。魔女狩り、歴史葛藤、理念論争、階級闘争がそうだった。ここに権力と組織が加勢して、暴力が一層増せば、革命戦争に発展する。



【時視各角】われわれは革命を起こそうとしているわけではない=韓国(2)

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