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「朴大統領弾劾賛成」vs「弾劾反対」 激しくなる土曜集会

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「朴槿恵(パク・クネ)4年、もう終わらせよう」「就任4周年、太極旗が守る」。

朴槿恵(パク・クネ)大統領の就任からちょうど4年となる25日の週末集会を控え、弾劾賛成側と反対側は正反対のスローガンを掲げた。憲法裁判所が弾劾審判最終弁論日を27日に決め、朴英洙(パク・ヨンス)特別検察官チームの捜査が終盤に近づくと、双方の声はさらに高まった。双方は25日、そして三一節(独立運動記念日)まで大規模な集会を予告した。広場での葛藤はさらに激しくなると予想される。

市民団体の「朴槿恵政権退陣非常国民行動」(退陣行動)は「25日のろうそく集会を労働界と市民団体が大挙参加する大規模な民衆総決起大会として開く」と明らかにした。退陣行動の関係者は「3月の春を民主主義と自由が解放される日にしなければいけない」と述べた。退陣行動などは24日午後にソウル大峙洞(テチドン)の特検チーム事務室から出発し、政府ソウル庁舎などを経て光化門(クァンファムン)広場に向かう1泊2日の行進を始めた。


弾劾反対集会をする保守団体「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部」(弾棄国)は25日、貸切りバスを動員し、釜山(プサン)・慶南(キョンナム)・蔚山(ウルサン)・大田(テジョン)など11地域の市民をソウル市庁付近の大漢門に集結させる計画だ。弾棄国側は「朴槿恵大統領は太極旗が守る。我々が持つすべてをかけて自由と正義を守護し、法治主義を実現する」と主張した。また「今回の集会に過去最多の300万人が集まるだろう」とし、集会場所に乙支路入口駅を追加した。

この日、路上でも「広場の葛藤」を予告するような状況があった。退陣行動の約100人が市民に週末ろうそく集会への参加を促すビラを配布しながら「民心によって朴槿恵は弾劾された」と叫ぶと、これを見た数人の高齢者が「北に行って暮らせ」「殺してやる」などと暴言を吐いた。

ソウル広場で会ったある70代の男性は「三一節にはソウル市内が太極旗で覆われるようにする。弾劾が認容されれば自由民主主義を守護するための血風が吹くだろう」と述べた。「朴槿恵を愛する会」のある会員は「国を救うことができるなら今死んでも悔いはない。李貞美(イ・ジョンミ、憲法裁判所長権限代行)を殺してしまう」という内容のコメントを載せたりもした。該当掲示文は現在削除されたが、警察は「軽く見ることはできない」と判断して捜査に着手した。警察は25日、ソウル市内に212個中隊1万7000人余りを配置する計画だ。

退陣行動と弾棄国は来月1日にも三一節行事とともに大規模な集会を開く計画であり、溝はさらに深まると予想される。退陣行動はこの日を第18回「汎国民行動の日」に決めた。弾棄国は三一節総動員令を出し、弾劾阻止に総力をあげる計画だ。法曹界では事実でない主張などで憲法裁判所の決定に影響を及ぼそうとする扇動を懸念している。

ユン・ピョンジュン韓神大哲学科教授は「集会の権利は保障するべきだが、偽ニュースや過度に感情を刺激する言動はむしろ民主主義の秩序の根幹を脅かす要素だ」と指摘した。ソ・イジョン・ソウル大社会学科教授は「両陣営ともそれぞれの信念がかかわる問題であり、当分は葛藤が深まるしかない。このような時であるほど感情による行動はできる限り自制し、憲法裁判所の判断を見守るべきだ」と述べた。



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