韓国国内の最高層ビル「ロッテワールドタワー」が4月3日にグランドオープンする。ソウル市は昨年12月にロッテグループが提出したロッテワールドタワー・ロッテワールドモールなど「第2ロッテワールド」全体に対して最終使用承認を出したと9日、明らかにした。
これを受け、すでに運営中のロッテワールドモールとAVENUEL棟のほか、123階(555メートル)建てのロッテワールドタワーも来月から一般に公開される。来週中にソウル市がロッテ物産に使用承認証を交付すれば一般人のロッテワールドタワーの出入りが可能になるが、インテリア工事などを終えるのに1、2カ月かかる。
第2ロッテワールドはロッテワールドタワーを中心にショッピングモール棟(ロッテワールドモール本館)、AVENUEL棟、カジュアル棟(公演会場)、エンターテインメント棟(シネマ)など計5棟で構成されている。延べ面積は80万5872平方メートルと、サッカー場115個分の大きさだ。6年3カ月間の工事中に延べ人数500万人が投入された。ロッテワールドタワーはエレベーターだけで61台にのぼる。ロッテグループ側はロッテワールドタワーを超高層・最高級生活空間とグローバル業務地区オフィス空間に育成する計画だ。
ロッテは来月中に最高層部117-123階に展望台「ソウルスカイ」をまずオープンする。天気が良い日にはロッテワールドタワー123階の展望台から仁川(インチョン)松島(ソンド)新都市、牙山(アサン)、唐津(タンジン)製鉄所などが見える。展望台専用エレベーターに乗れば1階から123階まで1分で到着する。118階には1階まで約478メートル下が見える世界最高層「ガラススカイデッキ」がある。
展望台の下には超高層オフィス「プレミア7」と4月にオープンする6つ星級ホテル「シグニエルソウル」が入る。地上85階には透明ガラスから景色を眺めながら水泳を楽しめる室内プールがある。中間層の42-71階はホテル式サービスが提供されるレジデンス、14-38階は事務空間となる。
ロッテワールドタワーがオープンする4月3日は今年創立50周年を迎えるロッテグループの創立記念日でもある。ロッテグループの広告会社デホン企画は創立50周年兼ロッテワールドタワーグランドオープン前夜祭の4月2日、花火祭りを開く。またロッテ物産は来週からレジデンスやオフィスの分譲もする。昨年12月にソウル江南(カンナム)で行われたレジデンス投資説明会には数百人が集まった。
ロッテグループのコントロールタワーの政策本部(17-18階)をはじめ、ロッテケミカル(14-16階)・ロッテ物産(19階)など一部の系列会社も上半期中にロッテワールドタワーに移る。
辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)ロッテグループ総括会長(96)はプライベートオフィス最上階の114階、辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長(62)はレジデンス区間の最高階70-71階を受ける見込みだ。辛東彬会長は政策本部内の事務室で勤務し、レジデンスに上がって居住するなど、ロッテワールドタワーで毎日を過ごす。ロッテグループのイ・ジョンヒョン常務は「オーナーが自ら最高層ビルの安全性を体で示すという意味」と説明した。
1-12階は付帯施設空間「ポディウム」で、病院・フィットネスセンター・銀行などが入る。居住者と観光客は同じビルで診療や公課金納付などを一度に解決できる。
昨年末に関税庁から事業権を回復したロッテ免税店ワールドタワー店は、従来のロッテワールドモール8-9階の売り場と同じ高さのロッテワールドタワー8-9階に売り場を拡張する。ロッテワールドモールで食事とレジャーを楽しんだ観光客は免税店、ロッテワールドタワー展望台まで一度に訪問できる。
ソウル市側は「ロッテワールドタワーのオープン後、付加価値誘発額は年1兆ウォン(約1000億円)、経済効果は約10兆ウォンと予想される」とし「観光収入だけ年間8000億ウォンに達する」という分析を出した。ロッテ側はロッテワールドタワー1万4000人、ロッテワールドモール6000人など常時雇用人口だけで2万人に達すると伝えた。
しかし超高層ビルの出現で安全に対する懸念があるのも事実だ。これについてロッテ物産側は「22・40・60・83・102階の計5カ所に避難安全区域を設置した」とし「避難安全区域は火災時に火と煙が完全に遮断され、内部に火災用マスクとAED(自動体外式除細動器)、非常灯、給水施設、トイレ、緊急電話、防毒マスクなどが設置されている」と説明した。オープン後の交通渋滞も懸念事項に挙げられる。ソウル市は「今後3カ月間は現在の交通対策を施行する一方、今後は交通混雑特別管理施設指定のような制度的装置を用意し、交通需要の管理に積極的に取り組む計画」という立場だ。
ロッテワールドタワーが完工したのは1987年の事業地選定以来30年ぶり。ロッテワールドタワー事業は、ロッテ創業者の辛格浩総括会長が「ソウルには見どころが景福宮(キョンボックン)しかないのか。超高層ランドマークを建設して総合観光団地を開発する」と建設を指示したのが発端だ。敷地は87年に購入したが、空軍飛行場など安保問題のため許可が遅れ、李明博(イ・ミョンバク)政権の2010年11月に着工された。
これを受け、すでに運営中のロッテワールドモールとAVENUEL棟のほか、123階(555メートル)建てのロッテワールドタワーも来月から一般に公開される。来週中にソウル市がロッテ物産に使用承認証を交付すれば一般人のロッテワールドタワーの出入りが可能になるが、インテリア工事などを終えるのに1、2カ月かかる。
第2ロッテワールドはロッテワールドタワーを中心にショッピングモール棟(ロッテワールドモール本館)、AVENUEL棟、カジュアル棟(公演会場)、エンターテインメント棟(シネマ)など計5棟で構成されている。延べ面積は80万5872平方メートルと、サッカー場115個分の大きさだ。6年3カ月間の工事中に延べ人数500万人が投入された。ロッテワールドタワーはエレベーターだけで61台にのぼる。ロッテグループ側はロッテワールドタワーを超高層・最高級生活空間とグローバル業務地区オフィス空間に育成する計画だ。
ロッテは来月中に最高層部117-123階に展望台「ソウルスカイ」をまずオープンする。天気が良い日にはロッテワールドタワー123階の展望台から仁川(インチョン)松島(ソンド)新都市、牙山(アサン)、唐津(タンジン)製鉄所などが見える。展望台専用エレベーターに乗れば1階から123階まで1分で到着する。118階には1階まで約478メートル下が見える世界最高層「ガラススカイデッキ」がある。
展望台の下には超高層オフィス「プレミア7」と4月にオープンする6つ星級ホテル「シグニエルソウル」が入る。地上85階には透明ガラスから景色を眺めながら水泳を楽しめる室内プールがある。中間層の42-71階はホテル式サービスが提供されるレジデンス、14-38階は事務空間となる。
ロッテワールドタワーがオープンする4月3日は今年創立50周年を迎えるロッテグループの創立記念日でもある。ロッテグループの広告会社デホン企画は創立50周年兼ロッテワールドタワーグランドオープン前夜祭の4月2日、花火祭りを開く。またロッテ物産は来週からレジデンスやオフィスの分譲もする。昨年12月にソウル江南(カンナム)で行われたレジデンス投資説明会には数百人が集まった。
ロッテグループのコントロールタワーの政策本部(17-18階)をはじめ、ロッテケミカル(14-16階)・ロッテ物産(19階)など一部の系列会社も上半期中にロッテワールドタワーに移る。
辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)ロッテグループ総括会長(96)はプライベートオフィス最上階の114階、辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長(62)はレジデンス区間の最高階70-71階を受ける見込みだ。辛東彬会長は政策本部内の事務室で勤務し、レジデンスに上がって居住するなど、ロッテワールドタワーで毎日を過ごす。ロッテグループのイ・ジョンヒョン常務は「オーナーが自ら最高層ビルの安全性を体で示すという意味」と説明した。
1-12階は付帯施設空間「ポディウム」で、病院・フィットネスセンター・銀行などが入る。居住者と観光客は同じビルで診療や公課金納付などを一度に解決できる。
昨年末に関税庁から事業権を回復したロッテ免税店ワールドタワー店は、従来のロッテワールドモール8-9階の売り場と同じ高さのロッテワールドタワー8-9階に売り場を拡張する。ロッテワールドモールで食事とレジャーを楽しんだ観光客は免税店、ロッテワールドタワー展望台まで一度に訪問できる。
ソウル市側は「ロッテワールドタワーのオープン後、付加価値誘発額は年1兆ウォン(約1000億円)、経済効果は約10兆ウォンと予想される」とし「観光収入だけ年間8000億ウォンに達する」という分析を出した。ロッテ側はロッテワールドタワー1万4000人、ロッテワールドモール6000人など常時雇用人口だけで2万人に達すると伝えた。
しかし超高層ビルの出現で安全に対する懸念があるのも事実だ。これについてロッテ物産側は「22・40・60・83・102階の計5カ所に避難安全区域を設置した」とし「避難安全区域は火災時に火と煙が完全に遮断され、内部に火災用マスクとAED(自動体外式除細動器)、非常灯、給水施設、トイレ、緊急電話、防毒マスクなどが設置されている」と説明した。オープン後の交通渋滞も懸念事項に挙げられる。ソウル市は「今後3カ月間は現在の交通対策を施行する一方、今後は交通混雑特別管理施設指定のような制度的装置を用意し、交通需要の管理に積極的に取り組む計画」という立場だ。
ロッテワールドタワーが完工したのは1987年の事業地選定以来30年ぶり。ロッテワールドタワー事業は、ロッテ創業者の辛格浩総括会長が「ソウルには見どころが景福宮(キョンボックン)しかないのか。超高層ランドマークを建設して総合観光団地を開発する」と建設を指示したのが発端だ。敷地は87年に購入したが、空軍飛行場など安保問題のため許可が遅れ、李明博(イ・ミョンバク)政権の2010年11月に着工された。
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