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韓国・江陵で10日に韓日中スピードスケート対決

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「スピードスケート女帝」イ・サンファ(28)が追撃を受ける。もしかすると追いかける立場かもしれない。激しい競争が予想される相手は日本の小平奈緒(31)と中国の于静(32)。2人ともイ・サンファより年上だ。しかし今季は勢いに乗っている。

2010年バンクーバー、2014年ソチ冬季オリンピック(五輪)スピードスケート女子500メートル2連覇。イ・サンファはスピードスケート女子短距離の第一人者として君臨した。しかしソチ五輪後は以前ほどではない。

慢性的なひざの痛みに最近はふくらはぎの筋肉痛まで抱える。痛みが始まったのは昨年11月のワールドカップ(W杯)第1戦。検診の結果、筋肉の微細損傷だった。W杯第2-4戦のために治療を1カ間先に延ばすと、状態は悪化した。結局、残りのW杯日程をあきらめた。成績が振るわずイ・サンファのメダルの色も変わった。今季のW杯は銀メダル2個、銅メダル1個だ。W杯で金メダルを獲得できなかったのは2009-10シーズン以来7年ぶりとなる。イ・サンファの女子500メートルのシーズン記録は37秒93。自身が保持する世界記録(36秒36)を大きく下回る。


誰かの危機は別の誰かにはチャンスとなる。イ・サンファが不振の間、小平と于静が快速疾走した。小平は今季出場したW杯大会(第1・2・4・5回)ですべて女子500メートルの金メダルを獲得した。シーズン記録は37秒43。小平は大器晩成型の選手だ。バンクーバー五輪では12位、ソチでは5位だった。2014年からオランダで練習しているが、これが功を奏した。スポーツ報知は先月28日、「小平が平昌で旋風を起こすだろう。記録をさらに短縮できる選手」と報じた。

于静は以前からイ・サンファのライバルだ。ソチ五輪女子500メートルでイ・サンファと優勝争いが予想されていた。しかし腰を痛めた。于静が抜けた間、イ・サンファは難なく金メダルを獲得した。イ・サンファより4歳上だが、2018年平昌五輪に意欲を見せている。今季W杯第3戦で金メダルを獲得した。シーズン記録も37秒64と、イ・サンファを上回る。中国スピードスケート代表チームを指導していたユン・ウイジュン大韓スケート競技連盟競技理事は「于静はスタートが速くフォームがよい。年齢のため体力の負担はあるが、練習量で克服する」と話した。

3人の選手は9-12日、「スピードスケート女帝」の地位をめぐり「氷上の三国志」対決を繰り広げる。江陵スピードスケート競技場で行われる種目別世界選手権でだ。女子500メートル競技は10日午後5時30分に行われる。今大会は平昌五輪開幕を1年後に控えて行われるテストイベントという点で、選手たちの意気込みも普通でない。イ・サンファは「シーズン中なので治療を十分に受けることができなかったが、状態はかなり良くなっている。ライバルも多いが、最も大きなライバルは自分自身。負担を抱かず実力を見せたい」と語った。



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