左から、ドナルド・トランプ大統領、安倍晋三首相、ジェームズ・マティス国防長官
トランプ氏は今回の電話会談で「娘のイバンカはあなたのことを非常に高く評価していたよ。めったに他人をほめない娘なんだが…」と述べたという。イバンカ氏は安倍首相が昨年11月にニューヨークでトランプ氏と会った当時、一部会談に同席していた。同紙は、トランプ氏がイバンカ氏の話を持ち出したのは、就任前に外国首脳の中でいち早く訪ねてくれた安倍首相への謝意の表れだと分析した。
当初、日本政府は、トランプ氏が電話会談で日米貿易不均衡問題など通商政策に対する前哨戦を仕掛けてくるかもしれない予想していたが、自動車などの具体的な話には踏み込まなかった。トランプ氏は大統領選挙期間中、一貫して主張してきた在日米軍分担金増額に対しても言及しなかった。
安倍氏はこの会談で、「トランプ大統領のリーダーシップにより米国がより一層偉大な国になることを期待している。信頼できる同盟国として役割を果たしていきたい」と述べ、これを受けてトランプ氏は「「米日同盟は非常に重要だ。日本は米国にとって重要なパートナー」と答えたと日本メディアは伝えた。両首脳は来月10日、ワシントンで初めての会談を開催する予定だ。
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