２０１７冬季アジア札幌大会で韓国選手団が宿泊するホテルに慰安婦や南京大虐殺を否定する日本極右書籍を備えて反発を起こしていたが、その書籍が撤去されるものとみられる。

大韓体育会は２５日、報道資料を出して論争となっているアパホテル側から該当書籍を撤去すると通知してきたと明らかにした。これを受け、韓国選手団は予定されていたホテルに宿泊することになった。アパグループのホテルは「慰安婦の強制動員」「南京大虐殺」を否定する内容の書籍を各客室に備えて問題となった。

論争が巻き起こると、大韓体育会は２０日、大会組織委員会に是正を求めたが受け入れられず、２５日に改めて組織委や日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）に是正を求める公式書簡を送った。


大韓体育会側は「大会組織委がすべての参加者に最適な環境を提供するためにアパホテルをはじめとするすべての指定ホテルにこのような状況が再発しないように後続措置を取ることにした」と伝えた。