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【時視各角】トランプ「中国が3つならどうだ」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ただ一つ確実なことは、彼が不確かだという事実だけというトランプ時代が到来した。ジャングルブックの世の中に冷酷な無法者が現れるとオオカミファミリーの平和が破壊されるという状況が、今後地球のあちこちで起きるかもしれない。16分に過ぎないトランプの就任の挨拶は血戦を予告する言葉でぎっしり埋まっている。「空虚な話をするだけの時代は過ぎた。行動する時間が到来した。どんな挑戦も米国の心と戦い、精神に対抗できない」「米国製品を買え。米国人を雇用しろ(Buy American.hire Americans)」「自分たちの利益を最優先にする権利がある。われわれはそのようにする」

話し合いよりは拳や力による一方主義を、トランプのように露骨かつ荒々しく突きつけた米国大統領はおそらくいないだろう。「他国を支援している間、悲しくも米国の軍隊は枯渇し、数兆ドルを海外に使っている間、米国のインフラは腐っていき、他国を豊かにさせる一方で米国は貧くなった」という明瞭な被害意識が彼を支配している。

米国の失墜は前任オバマ大統領もよく知っていた。しかし、オバマは責任を他国に転嫁するようなことはなかった。自ら立ち上がろうとした。「米国が再起する姿を見ながら、地球の隈の小さな国々が希望を持つよう願っていた」というオバマの演説は歴史の後ろのページへと追いやられた。


韓国は米国の新たな大統領と新しい取り引きをしなければならない。ところがトランプは取り引き相手がはっきりしない現在の韓国政府を認めようとしていないのが問題だ。先週、韓国の経済副首相が訪米したが、トランプの責任ある当局者に会うことができなかった。トランプは中国・日本に派遣する新しい大使を内定させたが、韓国だけは空席のままにしている。リッパート駐韓国大使は副大使に代行職を任せたまま米国に戻ってしまった。緊急の安保事項に対してのみ若干の対話が維持されているだけで、韓米政府間に充実かつ緊密な外交・経済的協力関係が進んでいるのかどうか疑問だ。



【時視各角】トランプ「中国が3つならどうだ」(2)

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