本国には2人の大統領がいた。金泳三(キム・ヨンサム)大統領は前年97年7月2日のタイ危機勃発時から強力な危機対応措置をできなかったことをひどく後悔し、大統領に当選した金大中(キム・デジュン)氏は選挙にようやく勝った後で勝者の呪いに陥らないだろうかと恐れ連日国際社会にラブコールを投げかけていた。近くインドネシアのデフォルト宣言が予想される中で新興国の金融市場は揺れ動き、韓国は毎日G7諸国の財務省との深夜の電話交渉でデフォルト危機を克服していた。
この朝に19年前のきょうを回想する理由は、当時の状況が今後展開されかねない韓国の仮想状況とつながっているかも知れないという一抹の恐れのためだ。現在の韓国の国政状況は基層が非常に不安定な天気で豪雨が降り、ぬかるんだ沼地を壊れた羅針盤を持って通過するようだ。いま大統領に対する弾劾審判が進行している中で20年ぶりに経済危機と大統領選挙に出会い絡まって危機状況は悪化の一途にある。この渦中に冷戦終息後最も厳しく重い外交安保環境が作られ韓国を四方から圧迫している。こうした混沌の中でもろうそくの明かりに頼って執権しようとする政治勢力はろうそくの明かりが消えないか恐れ、考える葦はろうそくの明かりの意味が色あせ変質しないか恐れる。しかしろうそくの明かりがすべてを整理し責任を負いはしない。
【コラム】今年韓国が渡らなくてはならない4つの険しい橋(2)
この朝に19年前のきょうを回想する理由は、当時の状況が今後展開されかねない韓国の仮想状況とつながっているかも知れないという一抹の恐れのためだ。現在の韓国の国政状況は基層が非常に不安定な天気で豪雨が降り、ぬかるんだ沼地を壊れた羅針盤を持って通過するようだ。いま大統領に対する弾劾審判が進行している中で20年ぶりに経済危機と大統領選挙に出会い絡まって危機状況は悪化の一途にある。この渦中に冷戦終息後最も厳しく重い外交安保環境が作られ韓国を四方から圧迫している。こうした混沌の中でもろうそくの明かりに頼って執権しようとする政治勢力はろうそくの明かりが消えないか恐れ、考える葦はろうそくの明かりの意味が色あせ変質しないか恐れる。しかしろうそくの明かりがすべてを整理し責任を負いはしない。
【コラム】今年韓国が渡らなくてはならない4つの険しい橋(2)
この記事を読んで…