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<WBC>球速165キロの大谷に挑む135キロの韓国投手(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

斗山ベアーズの左腕・柳熙寛(ユ・ヒグァン)は遅い球速でも韓国プロ野球で2けた勝利投手になった。しかし国際舞台では通用しないという予想が多い。WBC予備エントリーに含まれた柳熙寛は「選ばれれば活躍できる。WBCで韓国野球の地位を高めたい」と語った。(中央フォト)

球速165キロの剛速球を投げる日本人投手の大谷翔平(23、日本ハム)がイニングを終えてマウンドを降りてくる。続いて球速130キロの「速球」を投げる投手が韓国代表のマウンドに立つ。あまりにも違う2人の投手の対決は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で実現するのだろうか。「スロー投手」柳熙寛(ユ・ヒグァン、31、斗山)がWBC韓国代表の最終メンバーに入れば不可能なことではない。

左投げ投手の柳熙寛は韓国プロ野球で安定した成績を残している先発投手だ。先発投手に定着した2013年から4年連続で2けた勝利を挙げた。2015年には国内投手で最多の18勝をマークした。昨年も15勝したが、柳熙寛は一度も韓国代表に選ばれていない。遅い球速のためだ。柳熙寛の直球の球速は平均128キロ、全力投球しても135キロにすぎない。球速150キロ以上を投げる他のエース級投手よりスピードがかなり落ちる。多くの高校生投手よりも遅い。

その柳熙寛にようやくチャンスがめぐってきた。先月2日に発表された50人の予備メンバーに含まれたのだ。代表チームの欠員が増えたことで、来月7日に確定する最終エントリー(28人)に柳熙寛が含まれる可能性が高まった。最終メンバーに含まれなくても各ラウンドが終わるたびに投手2人を交代できる。


10日にソウル蚕室(チャムシル)球場で会った柳熙寛は「その間、WBCに関するインタビューは辞退した。(予備エントリーにも入っていない自分がWBCの話をすれば)他の選手と金寅植(キム・インシク)監督に失礼だと思った。しかし私も国を代表して韓国野球の地位を高めたいという思いがある」と話した。柳熙寛は「私は国際大会で見せたものがないため、多くの方々が心配しているのを知っている。誰かの代わりの選手というのも気分が良いものではない」とし「選ばれれば活躍できる自信がある」と力強く語った。また「最近、野球の有望株が私をロールモデルにしているという話を何度か聞いたことがある。『野球をしてよかった』と思った。ボールが遅い投手も成功できるということをWBCでも見せたい」と話した。

柳熙寛は遅いボールを投げるが、制球力がある。特に右打者の外側で曲がるシンカーを正確にコントロールする。このボールは特級の右打者も打つのが難しい。昨年、柳熙寛がヒメネス(LG)、ロザリオ(ハンファ)など外国人右打者を相手に低い被安打率(0.189)をマークした秘訣だ。彼らに1本も本塁打を許さなかった。斗山のチームメートで韓国代表の正捕手の梁義智(ヤン・ウィジ、30)は「率直にいうと柳熙寛先輩が国際大会で通用するかどうかは私も確信できない。しかし右打者が相手なら確実に武器がある投手」と話した。



<WBC>球速165キロの大谷に挑む135キロの韓国投手(2檁

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