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「中国国民、テレビで韓国アイドルを見れば嫌悪感…それで制裁」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

4日午後、中国北京の外務省庁舎で王毅外相(右)と宋永吉(ソン・ヨンギル)共に民主党議員が対話している。(写真=共同取材団)

中国の王毅外相と孔鉉佑外務次官補は韓国の共に民主党議員団との会談で、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓半島(朝鮮半島)配備に反対すると述べ、中国人が傷を受けたと明らかにした。限韓令(韓流制限政策)は国民の感情による措置だと説明したと、訪中団の関係者が伝えた。

孔次官補は「韓国の国民感情と同じように中国人も喜怒哀楽がある」とし「韓中修交25周年を控え、中国が直接(韓国の)安保に危害を加えたこともないが、なぜ(韓国が)中国の安保を阻害するのかという中国の国民感情も理解してほしい」と述べた。孔次官補は限韓令の指摘に対し「(中国人の)感情が良くない。声が大きい少数の意見を無視することはできない」とし「国民が制裁している」と語った。中国の韓流プログラム制限はTHAAD配備による措置ということだ。中国人観光客制限令については「低価格旅行問題を整理する過程で出てきた問題とみられる」と説明した。続いて「国民がTHAADを深刻に考えているが、テレビが韓国ドラマ、韓国アイドル一色なら嫌悪感が生じることがあり、自制する形で国民感情を考慮した措置」と述べた。

北朝鮮の6回目の核実験の可能性を吐露すると、王外相は国連の対北朝鮮制裁に対する期待感を表した。王外相は「中国が米国・国際社会とともに採択した安保理決議2270号と2321号がよく守られれば、北朝鮮も非核化を考え直す可能性もあるのでは」とし「中国はこの決議を履行する。その履行は中国が最もうまくやっている」と強調した。


王外相は「THAAD推進を中断するのが望ましいが、当局者が加速するといえば中国が刺激され、賢明でもなく、良くもない」とし「お互いの利益のために解決案を探していくので、加速せず、共同で努力しよう」と述べた。朴善源(パク・ソンウォン)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交戦略秘書官は「王外相はTHAADについて絶対に反対という言葉は述べなかった」とし「THAAD解決策については多く語らず、韓国政府に自分の立場を伝えることを望んだ」と説明した。訪中団の関係者は「我々の党は(THAADを)どう処理する考えか、大統領候補はどういう立場かという問題は一切話さなかった」と強調した。また「(中国は)韓国を重視する戦略を取るべきだという言及に対し、THAAD加速化という発言は控えて(配備の)速度を落とした後、より良い方法を探してみようと対応した」と伝えた。

孔次官補は「国際情勢がより複雑になり変数が増える状況で、THAAD問題で韓中関係が悪化の一途をたどるのは望まない」とし「中国は韓国との関係を発展増進させるが、韓国はなぜ中国がしてもいないことに責任を負えというのか分からない」と不満を表した。孔次官補は夕食会場では「韓中、韓米関係はお互い排斥するものと見ない。韓中関係を発展させて韓米関係を悪化させようと考えたことは全くない」とし「中国は米国を変える考えも能力もない。韓米同盟がうまくいくことを望む」と述べた。

この日の会談では開城(ケソン)工業団地再開問題も議論された。ある議員は「今後、北核問題が進展し、開城工業団地が再開される状況になれば、中国企業も参加して開城工業団地を平和的協力モデルにしよう」と提案した。「世界で最も緊張が高まった地域から生産的なところに変えようという趣旨」と説明した。パク・ジョン議員は昨年8月の訪中当時と較べて中国の立場に変化があったと述べた。「(8月は)限韓令など制裁に対して中国は否認一辺倒だったが、今回はある程度、国民感情のために認めるニュアンスだった」とし「THAAD配備の深刻性を話しながら、当時(8月)より緊迫感も表し、別の一方では期待感も表した」と語った。



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