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チョン・ユラ容疑者、「自ら帰国するので釈放してほしい」デンマーク裁判所に要請

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

チョン・ユラ容疑者(21、崔順実被告の娘)が1日午後8時10分(現地時間)、デンマーク北部のオールボー市のある住宅で現地警察に逮捕され、連行されている。家の中にはチョン容疑者と2015年に生まれたチョン容疑者の息子など5人がいた。(写真=JTBC)

デンマーク警察に逮捕されたチョン・ユラ容疑者がジャンパーの帽子をかぶったまま、パトカーに乗せられている。チョン容疑者が隠れていたオールボーは、文化財が多く、「北欧州のパリ」と呼ばれる小都市だ。(写真=JTBC)

JTBCニュースルームはチョン容疑者の位置を追跡する過程で、チョン容疑者の母親である崔順実被告の英文名頭文字(CS)が入った車両番号板が決定的な手がかりになったと報道した。(写真=JTBC)

車両からは食材料を購入していたメモが発見された。(写真=JTBC)

デンマーク警察に逮捕された崔順実(チェ・スンシル)被告の娘チョン・ユラ容疑者(21)が現地裁判所に自ら帰国する意思を明らかにした。朴英洙(パク・ヨンス)特別検察官チームは2日、「チョン容疑者がデンマーク裁判所の手続きで釈放を条件として自ら帰国する意思を明らかにした」とし、「具体的な条件を調整中」と述べた。チョン容疑者は韓国に入国して特検チームの捜査を受ける場合、在宅事件として取り調べを受けたいと伝えたことが分かった。生まれて15カ月になった息子の育児問題などの考慮してほしいとの要求とみられる。これに対し、李圭哲(イ・ギュチョル)特別検察官補は「チョン容疑者はデンマークで拘禁しない条件で自ら帰国すると言っているので、現在では信じることができない」とし、「一般の送還手続きは進める予定だが、自ら帰国をした方がいい方法だと考える」と話した。特検チームはチョン容疑者の送還に関する様々な変数を勘案し、インターポール国際手配(Red Notice)と犯罪人引渡請求などを進行中だ。

チョン容疑者はJTBCの取材チームがチョン・ユラ容疑者が隠れていたデンマーク北部オールボー市の住宅を追跡する過程で逮捕された。JTBCによると、取材チームは現地時間で1日午後8時10分(日本時間2日午前4時10分)、チョン容疑者が逮捕される一日前から隠れ場所を確認して取材を試みた。チョン容疑者は息子(2)と60代の乳母、20代の男性2人と一緒にいた。チョン容疑者らが隠れて取材を拒否すると、取材チームは現地の警察に通報した。デンマーク警察はチョン容疑者の家を捜索し、身分照会など捜査4時間ぶりにチョン容疑者を逮捕したとJTBCは報道した。

オールボー市はデンマーク北部の過去ノーユラン県の首都で、バイキング時代の遺跡や中世の建築がよく保存されており、「北欧州のパリ」と呼ばれている。近所には、チョン容疑者の馬「ビタナV」を所有していたヘルグストランド乗馬場がある。


これに先立ち、特検チームは梨花(イファ)女子大学入学関連特別優遇の疑いに関連した業務妨害の疑いでチョン容疑者の逮捕令状を発行し、インターポールに国際手配の発令を請求した。インターポール国際手配は加盟国のどこでも犯罪人を強制連行できる根拠となる。警察は早ければ3日にインターポールの決定が下されるものと見ている。

デンマーク警察がチョン容疑者の不法滞在の疑いを認めて追放し、チョン容疑者がその措置に従う場合、チョン容疑者は直ちに帰国の途につくことになる。しかし、デンマーク警察が不法滞在の疑いを認めない場合は、逮捕24時間後にチョン容疑者は釈放される可能性もある。そのため、特検チームはインターポールが国際手配を発令するまでチョン容疑者を拘禁するための措置として法務部を介して「緊急引渡拘束」を請求した。正式の犯罪人引渡請求の前まで、拘禁状態を維持することを要求する手続きだ。だが、チョン容疑者が犯罪人引渡を拒否する訴訟を起こせば、デンマーク裁判所の決定を待たなければならず、状況は長期化する可能性もある。類似した事例として、故兪炳彦(ユ・ビョンオン)元セモグループ会長の長女ユ・サムナ氏は2014年5月にフランスで逮捕されたが、犯罪人引渡拒否訴訟を起こしていまだ国内への送還が行われていない。当時も仁川(インチョン)地検特別捜査チームがユ氏に対して逮捕令状を発行し、インターポールの国際手配、パスポートの無効化措置などを行った状態だった。



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