弾劾案の可決で職務が停止した大統領がわずか23日後に公開日程を持った点から不適切だった。さらに懸念されるのは朴大統領が懇談会で見せた状況認識だ。誠意のある反省どころか、すべての疑惑に弁解、または知らないふりで一貫した。私人の崔順実(チェ・スンシル)と一体となって国政を壟断した疑惑について「崔と共謀したり黙過したりしたことは少しもない」と否認した。サムスン合併支援疑惑については「完全に作り上げたものだ」とし、特検を露骨に非難した。当時の文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉部長官と安鍾範(アン・ジョンボム)青瓦台経済首席秘書官が「青瓦台の指示でしたこと」と証言したにもかかわらず無条件に違うとしらを切ったのだ。文化芸術界ブラックリストにも「知らない」とし、チャ・ウンテク氏の人事介入疑惑には「誰と親しいので誰を許さなければいけないと言ったことはない」と否認した。しかしこれを後押しする具体的な証拠や状況は提示しなかった。
朴大統領は自分の国政壟断疑惑を明らかにするための検察・特検・国会・憲法裁判所の出席要求に一度も応じなかった。にもかかわらず突然、「2禁(撮影・ノートブック禁止)」を条件に記者懇談会を自ら要望した。不利な報道は防ぎ、言いたい言葉だけを広め、支持層を結集させようという意図がにじみ出ている。さらに特検と憲法裁判所に圧力を加え、弾劾を棄却させ、任期を満たすという内心が見えるといえば誇張だろうか。
朴大統領は自分の国政壟断疑惑を明らかにするための検察・特検・国会・憲法裁判所の出席要求に一度も応じなかった。にもかかわらず突然、「2禁(撮影・ノートブック禁止)」を条件に記者懇談会を自ら要望した。不利な報道は防ぎ、言いたい言葉だけを広め、支持層を結集させようという意図がにじみ出ている。さらに特検と憲法裁判所に圧力を加え、弾劾を棄却させ、任期を満たすという内心が見えるといえば誇張だろうか。
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