ブノワ賞最優秀男性ダンサー賞を受賞したキム・ギミン
舞踊界のアカデミー賞と呼ばれるブノア賞はカン・スジン(1999年)、キム・ジュウォン(2006年)が受賞して最高の女性ダンサーとして脚光を浴びたが、韓国人男性の受賞は今回が初めてだ。キム・ギミンは昨年末、パリ・オペラ座バレエ団が上演した『ラ・バヤデール』で客員ダンサーとして「戦士ソロル」役を演じ、今回候補に入った。
天才バレリーノとして早くから注目されていたキム・ギミンがバレエファンに強い印象を残したのは2009年12月。国立バレエ団『白鳥の湖』の公演で、ジークフリート王子役を演じ、韓国職業バレエ団史上最年少となる17歳での主役という記録を打ち立てた。2011年、およそ230年の歴史を持つロシアのマリインスキー・バレエ団に東洋人として初めて入団、そして入団2カ月での主役抜てき、2015年にはプリンシパル任命など、キム・ギミンのバレエ人生は順調そのもので、韓国バレエの新たな道しるべとなった。キム・ギミンの持ち味はそのジャンプ力と長い滞空時間。
この記事を読んで…