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<崔順実ゲート>「セヌリ議員、財団関係者にタブレットPCについて偽証しろと指示」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
崔順実(チェ・スンシル)被告の同業者だったコ・ヨンテ氏(40)が『月刊中央』と11時間にわたる単独インタビューをした。コ氏はインタビューで、崔被告がセヌリ党代表選出過程(2014年7月の全党大会)に介入したとみられる状況について語った。コ氏は全党大会の前、崔被告が朴槿恵(パク・クネ)大統領との電話で「徐清源(ソ・チョンウォン)議員を推さなければいけない」という趣旨で話したのを直接聞いたと述べた。当時の全党大会には徐清源議員と金武星(キム・ムソン)前代表が出馬した。コ氏は「崔氏は尊敬語を使ったが、内容は指示に近いという印象を受けた」とも語った。例えば「そうするのがいい」という崔被告の言葉が指示のニュアンスだったということだ。

コ・ヨンテ氏は現政権「秘線」として国政壟断の主役になった崔順実(チェ・スンシル)被告と関係がある会社「ザ・ブルーK」の理事として活動した。2008年にバッグ製造会社「Villo Millo」を経営した。2011年ごろ客として訪ねてきた崔被告に初めて会い、大統領のバッグと服を作った。朴大統領が2012年の大統領選挙で当選した後に話題になった「グレーの革バッグ」がコ氏の会社の製品だった。

--崔被告はどんな性格の人物だったのか。


「人を信じない。信頼できるまでは発信番号制限表示で電話をかける。普段の行動も特異だったが、部下の職員をお互い仲違いさせる形で各職員を精神的に孤立させ、自分にだけ忠誠を尽くすようにしたりもした。いつも気まぐれで、いつどう急変するかも分からない。口癖のように『信義を守らなければいけない』と強調するが、職員1人を突然理由もなく『あいつは切れ』というようにだ」

--なぜそう考えたのか。

「国家予算を穏当に執行するべきだが、そうでない姿をよく見た。特にチャ・ウンテク氏が意味なくフォーラムやセミナーを開いてその中間で『食う』こととか…。自分の税金が漏れるようで気分がよくなかった。金鍾(キム・ジョン)前文化体育観光部次官を我々は『ベル(bell)』と呼んだ。崔氏の前で『はい、はい、はい』と言いながら機嫌を取るからだ。青瓦台の職員(イ・ヨンソン行政官)がこのおばさんの個人秘書の役割をするのを見るたびにこれは本当におかしいと思った。青瓦台秘書室にいれば名誉あるエリートだが、崔氏の携帯電話の液晶を自分の服で拭くなど雑事をしなければいけないとは」

--イ・ヨンソン青瓦台行政官とはよく会ったのか。

「崔氏の書類を伝えようと景福宮(キョンボックン)駅の土俗村付近の路地でよく会った。イ行政官を訪ねるたびに『本当に大変でしょう』と尋ねると、苦笑を見せたりした」

--崔被告が青瓦台のどんな書類を持っていたのか。

「主に人選関連の書類が多かった。民政首席室で捜査する内容もあった。対外秘と書かれていれば青瓦台の書類だった。教育文化首席首席室から出たものもあり、文化体育観光部・青瓦台懸案報告と今後の国政課題資料もあった。こうした文書をめぐりKスポーツ財団と会議をした」

--崔被告がそのような国政文書内容を理解する知識を備えていたと思うか。

「理解するわけがない。金鍾前次官が割り込んで崔氏に『こういうのは構図に合いません。話になりません』と助言することが多かった」

--崔被告は普段、誰とよく電話をしていたのか。

「崔氏は当時、安鍾範(アン・ジョンボム)青瓦台経済首席秘書官はもちろん、誰かに連絡を先にするスタイルでない。特によく電話をする人はチョン・ホソン前青瓦台付属秘書官と『VIP(朴大統領)』、この2人しかいない。2つの携帯電話をいつも持っていたが、それぞれ朴大統領、チョン前秘書官専用だった」

13日の電話でコ氏は「パク・ホンヨン元Kスポーツ財団課長がセヌリ党のある議員と事前に口を合わせて4次聴聞会で偽証をするだろう」と話した。セヌリ党のある議員がパク元課長に「崔被告と仕事をしながらタブレットPCを見たことがあるか」と尋ねれば「(崔被告でなく)コ氏が持っているのを見た。一度、タブレットPCの充電器を買ってこい」というストーリーに進むというのがコ氏の主張だった。2日後の15日の聴聞会で李晩熙(イ・マンヒ)セヌリ党議員とパク元課長の質疑応答過程で、コ氏が事前に予告した内容がほぼそのまま登場した。李議員の質問にパク元課長は「タブレットをコ・ヨンテ氏が持っていて、私に充電器を買ってこいと注文した」と答えた。



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