李憲宰(イ・ホンジェ)元経済副首相が韓国経済の「危機不感症」を指摘して投げかけたメッセージだ。30日に韓国開発研究院(KDI)が出版した『コリアンミラクル4:通貨危機の波を超えて』でだ。本は19年前に韓国経済を襲った未曾有の危機当時に経済指令塔を務めた李揆成(イ・ギュソン)、康奉均(カン・ボンギュン)、李憲宰、陳稔(チン・ニョム)の4人の証言を入れた。一種の「通貨危機克服記」だ。だが彼らの警告は、韓国経済の危機は「過去型ではない現在進行形」というものだ。この日ソウル市内のホテルで開かれた出版記念会で李元副首相は「危機状況では政府が枝葉の被害を覚悟して一歩先に立って先制的に介入しなければならない」と話した。
実際に韓国経済が置かれた環境は19年前の通貨危機当時、8年前の金融危機当時と似ている点が多い。四面楚歌に追いやられたようすはぴったりそのままだ。揺らぐ政治リーダーシップの下で構造調整などの改革課題は座礁の危機を迎えており、時を合わせて世界経済が揺れ動いている。経済指標にも相次いで赤信号が灯っている。
韓国製造業稼働率が経済危機以降で最低…「政府が先制的に介入すべき」(2)
実際に韓国経済が置かれた環境は19年前の通貨危機当時、8年前の金融危機当時と似ている点が多い。四面楚歌に追いやられたようすはぴったりそのままだ。揺らぐ政治リーダーシップの下で構造調整などの改革課題は座礁の危機を迎えており、時を合わせて世界経済が揺れ動いている。経済指標にも相次いで赤信号が灯っている。
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