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【社説】5回目のろうそく集会、市民革命は新しいシステムを要求する=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
26日午後、全国で5回目のろうそく集会が開かれる。全世界が注目している。米ニューヨークタイムズ、英BBCなど世界メディアは、朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を要求しながら週末に大勢の市民が集まるが小さな衝突もなく平和に進行されている点に驚きを表している。実際、過去にも何度かろうそく集会があったが、今回はこれまでとは違う。そのろうそくの火は過去のように怒りだけで満たされているのではなく、希望も込められている。大韓民国を弄んだ者を引き下ろすだけでなく、そのような主権泥棒が決して足を踏み入れることができない新しい大韓民国を建設しようという熱望だ。

市民のそのような意志は集会のあちこちで表れた。過激な行動があれば自制を求める声があふれ、壁を作った警察車両に鉄パイプを振り回すのではなく花の絵のステッカーを貼りつけた。集会が終わった後には警察の苦労を減らそうとそのステッカーを自ら剥がした。設置された舞台だけでなく、路上のあちこちで自分が望む大韓民国の姿を語る演説と討論が行われた。節制された憤怒は力を蓄積し、望む時間に望む方向に一度に放出され、さらに強力になった。今日で5週連続となるろうそく集会はそのような建設的な怒りを濃縮する過程だ。いまその力は時代の転換を知らせる市民の名誉革命という姿で噴出している。今までのように平和的な行進と熱を帯びた討論の形になるだろうが、これはいかなる物理力より強いだろう。それは憲法11条2項が禁止した「特殊階級」に奪われた主権を市民が取り戻す健全な市民社会の到来を知らせる祝砲になるだろう。韓国の民主主義が市民の不在という難題を克服する歴史的な過程を歩んでいるのだ。

この不可抗力的な民心の波の前で、歴史を戻そうとする勢力のいかなる陰謀も空しい夢にすぎない。国家の病が苦況に入っても新しい国家運営システムを提示できない旧態依然な政界も立場はない。このままでは朴槿恵大統領を審判した憤怒が政界全体に移っていくだろう。

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