韓国で19日からナショナルジオグラフィックチャンネルで初放送されるドキュメンタリードラマ『マーズ 火星移住計画』は、火星探査を空想でなく近未来2033年の現実として描いている。(写真=ナショナルジオグラフィックチャンネル)
「最初の設定は中国系の双子でした。おもちゃのロケットを作って宇宙に飛ばした実在する中国系米国人双子の話に製作スタッフが土台を置いたんです。私が合流して私の起源である韓国系になったのでしょう」。韓国で生まれたキム・ジへは外交官の父親と一緒に9歳の時からナイジェリアやスウェーデンなどで育ち米国に落ち着いた。本格的な演技は驚くことに今回が初めてだという。「10年くらい前に映画『SAYURI』のスクリーンテストを受けて演技というものに接しました。当時、演技への機会があったものの、歌手であり作曲家としての自分を表現したかったのでこれに集中することにしました」。キム・ジへは2007年から数枚の音盤をリリースして「JiHAE」という名前で活躍してきたシンガーソングライターであり、多彩な映像作業を行ってきたマルチメディアアーティストだ。昨年リリースした『Illusion of You』にユーリズミックスのデイヴ・スチュワートが参加していることをはじめ、レナード・コーエン、ミシェル・ゴンドリーなど、これまでにコラボレーションしてきたアーティストの名前を聞けば目を丸くしてしまう。『マーズ』もさまざまな作り手との縁がつながったものだった。
「2033年火星に行った初の人類、私が韓国人に変えました」(2檁
この記事を読んで…