「米国も韓国を必要としている。対等なパートナーという地位で戦略を持って会わなければいけない」。
今回の米国大統領選挙でトランプ共和党候補を後援し、「トランプネットワーク」を形成したパク・ファヨン・インココ会長は「韓米同盟が崩れるのは不可能というのがトランプ氏の考え」とし、このように述べた。
大統領選挙の過程でヒラリー・クリントン民主党候補にばかり注目していた韓国政府が過度に早期に動くのはむしろ逆効果をもたらす可能性があるという指摘だ。パク会長は先月、ニューヨーク総領事館がトランプ氏の外交安保諮問役マイケル・フリン元国防情報局(DIA)局長を招請し、講演およびメディア懇談会を開けるよう交渉を引き受けた。トランプ大統領選挙陣営で「韓国系米国人」を担当したパク会長に会い、トランプ氏の勝因と政策の見通しについて尋ねた。
--トランプ氏が当選すると予想していたのか。
「隠れている票が多かった。世論調査では『支持候補を決めていない』と答えたがトランプ氏に選択するという票が90%を超えた」
--原因は何か。
「従来の政界である『ワシントン体制』の既得権と腐敗を断ち切るべきだという要求が大きかった。その間抑えられていた不満がトランプ氏という人物を通じて表出された。いわゆる『隠れていた票』の反乱だった」
--選挙戦略はどうだったのか。
「トランプ氏は事業を通じて自分のブランドを作った。その過程で世論の視線を自分に集めるリーダーシップとスター気質、ニュースの中心を引っ張っていく掌握力まで備えた。個人の力の成功だ」
--大統領としての能力は検証されていないという批判が絶えなかった。
「予備選挙から本選挙までの過程を見ると、常に勝つゲームをした。クリントン民主党候補の3分の1の費用で効率的なゲームをした。ビジネスの効率が官僚の非効率を抑えたという評価が多い。米国という国もそのように経営するという信頼を与えたとみる」
--公職経験がないため不安だという声もある。
「オバマ大統領は能力が検証されて選ばれたのだろうか。企業家が政治をすれば変わるのか機会を与えようと有権者が選択した。既得権の腐敗を断ち切ってこそ、透明な社会を作り、政府の非効率を引き上げることができるとみたのだ」
--「米国優先主義(America first)」政策が孤立主義の別の表現という指摘もある。
「トランプ陣営ではアメリカファーストを『米国は苦しい』と解釈する。米国人は疲れていて、まず自分たちをケアしようという意味だ。米国と貿易する相手を叩いてその上に立とうということではない。孤立主義と解釈する必要はない」
--多様性と寛容という米国の価値が後退するのでは。
「その間、米国の犠牲があまりにも大きかったと考える米国人が大半であることが今回の選挙で表れた。多様性と寛容は一方的な犠牲の上では持続可能ではない」
--韓米同盟に対する懸念も強い。
「次期国防長官が有力なフリン元局長は韓米同盟を結婚に例えている。崩れないと強調している。米国の外交安保政策は彼が相当な影響力を行使する」
--しかし経験が多いクリントン氏が北朝鮮の核問題解決により適しているという指摘もある。
「逆だ。オバマ政権の8年間、北朝鮮問題はさらに悪化した。北朝鮮の核兵器開発も阻止できなかったうえ、対北朝鮮リスクはさらに高まった。トランプ氏は事業家だ。結果がなければいかなる試みも意味がないと考える」
今回の米国大統領選挙でトランプ共和党候補を後援し、「トランプネットワーク」を形成したパク・ファヨン・インココ会長は「韓米同盟が崩れるのは不可能というのがトランプ氏の考え」とし、このように述べた。
大統領選挙の過程でヒラリー・クリントン民主党候補にばかり注目していた韓国政府が過度に早期に動くのはむしろ逆効果をもたらす可能性があるという指摘だ。パク会長は先月、ニューヨーク総領事館がトランプ氏の外交安保諮問役マイケル・フリン元国防情報局(DIA)局長を招請し、講演およびメディア懇談会を開けるよう交渉を引き受けた。トランプ大統領選挙陣営で「韓国系米国人」を担当したパク会長に会い、トランプ氏の勝因と政策の見通しについて尋ねた。
--トランプ氏が当選すると予想していたのか。
「隠れている票が多かった。世論調査では『支持候補を決めていない』と答えたがトランプ氏に選択するという票が90%を超えた」
--原因は何か。
「従来の政界である『ワシントン体制』の既得権と腐敗を断ち切るべきだという要求が大きかった。その間抑えられていた不満がトランプ氏という人物を通じて表出された。いわゆる『隠れていた票』の反乱だった」
--選挙戦略はどうだったのか。
「トランプ氏は事業を通じて自分のブランドを作った。その過程で世論の視線を自分に集めるリーダーシップとスター気質、ニュースの中心を引っ張っていく掌握力まで備えた。個人の力の成功だ」
--大統領としての能力は検証されていないという批判が絶えなかった。
「予備選挙から本選挙までの過程を見ると、常に勝つゲームをした。クリントン民主党候補の3分の1の費用で効率的なゲームをした。ビジネスの効率が官僚の非効率を抑えたという評価が多い。米国という国もそのように経営するという信頼を与えたとみる」
--公職経験がないため不安だという声もある。
「オバマ大統領は能力が検証されて選ばれたのだろうか。企業家が政治をすれば変わるのか機会を与えようと有権者が選択した。既得権の腐敗を断ち切ってこそ、透明な社会を作り、政府の非効率を引き上げることができるとみたのだ」
--「米国優先主義(America first)」政策が孤立主義の別の表現という指摘もある。
「トランプ陣営ではアメリカファーストを『米国は苦しい』と解釈する。米国人は疲れていて、まず自分たちをケアしようという意味だ。米国と貿易する相手を叩いてその上に立とうということではない。孤立主義と解釈する必要はない」
--多様性と寛容という米国の価値が後退するのでは。
「その間、米国の犠牲があまりにも大きかったと考える米国人が大半であることが今回の選挙で表れた。多様性と寛容は一方的な犠牲の上では持続可能ではない」
--韓米同盟に対する懸念も強い。
「次期国防長官が有力なフリン元局長は韓米同盟を結婚に例えている。崩れないと強調している。米国の外交安保政策は彼が相当な影響力を行使する」
--しかし経験が多いクリントン氏が北朝鮮の核問題解決により適しているという指摘もある。
「逆だ。オバマ政権の8年間、北朝鮮問題はさらに悪化した。北朝鮮の核兵器開発も阻止できなかったうえ、対北朝鮮リスクはさらに高まった。トランプ氏は事業家だ。結果がなければいかなる試みも意味がないと考える」
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