ソウルの景福宮（キョンボックン）光化門（クァンファムン）前の大通りにろうそくを手にした市民が波のように流れている。

１００万人が集まった第３回ろうそく集会はソウルの都心をいっぱいに埋めた。南北には光化門広場から崇礼門（スンネムン、南大門）まで、東西にはソウル歴史博物館から鐘閣（チョンガク）まで人波であふれた。

警察は当初から光化門広場の世宗大王像の周辺に車壁を設置する予定だった。しかし、裁判所の決定で青瓦台（チョンワデ、大統領府）から８００メートル離れた内資洞（ネジャドン）ロータリーまでデモ行進ができるようになった。それでも物理的な衝突はなかった。市民は車壁の間を通過して「朴槿恵（パク・クネ）退陣」を叫んだだけだ。


彼方に見える北岳山（プガクサン）の下の青瓦台には電気の明かりが消えたまま寂寞感が漂っていた。（中央ＳＵＮＤＡＹ第５０５号）