青瓦台(チョンワデ、大統領府)は12日に首席秘書官が全員出勤した中で、韓光玉(ハン・グァンオク)大統領秘書室長主宰でろうそくデモ対策会議を開いた。青瓦台関係者は、「国民の厳しい思いを受け止め謙虚に民心を聞くという立場には変わることがない。法で保障された市民の権利を保障し、速やかに政局を収拾する案を議論した」と明らかにした。
ソウル・光化門(クァンファムン)広場など市内各地に100万人が集まり「大統領退陣」を叫んだが、朴槿恵(パク・クネ)大統領は特別な立場を示さず沈黙した。ただ前日に鄭然国(チョン・ヨングク)報道官を通じ「セウォル号事故当日に整形手術を受けたという疑惑は事実ではない」と釈明したことをめぐり、「大統領本人に対する疑惑に釈明を出したのはそれだけ大統領に向けられた民心が厳しい状態であることを知っているという意味ではないか」との解釈が周辺から出た。
先週国会に責任首相推薦を要請した朴大統領は7~9日に宗教界指導者らと相次いで面談した。朴大統領と会ったある宗教界関係者は「外は氷点下10度なのに青瓦台はプラス10度のようだ」と雰囲気を伝えた。また「(大統領が)長期戦を準備し、それなりのシナリオを持っている気がした」ともした。現時点では国民の退陣要求や野党の二線後退要求を受け入れる可能性は大きくはみえないと予想する。
与党の一部からも崔順実(チェ・スンシル)問題が長期化する可能性が議論されている。大統領が野党の要求に少しずつ譲歩し攻勢に押される姿を見せ、支持層再結集を図る時間稼ぎに出るだろうという分析だ。しかし予想に反し過去最大規模の人が集まった12日のろうそくデモが今後の大統領の去就への悩みを加重しているという話もある。与党関係者は、朴大統領が非常に沈痛な状態で政局収拾を企てていると伝えた。与党高位関係者は12日、「崔順実問題以降、大統領もこれまでの人間関係に対し非常に後悔している。事実上行政トップの役割は断念した状態で、垣根の役割をする党が派閥対立で崩壊しないことだけを願っている」と雰囲気を伝えた。セヌリ党の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表が7日に「朴大統領を助けられるよう少しだけ危機管理の時間的余裕を許してほしい」として代表辞任を拒否したのも同じ脈絡という説明だ。
青瓦台ブレーンの間では大統領が世論反転カードとして3度目の対国民談話を検討できるという話も出てきた。青瓦台関係者は「もし3度目の談話をするなら野党が望む二線後退と関連した進展した言及が出てくるだろう」と話した。これを野党が受け入れれば与野党党首会談を開催し、責任首相指名と内閣の人選を終えることが青瓦台が望む収拾方向という意味だ。朴大統領が10日にドナルド・トランプ米次期大統領と電話会談し、カザフスタンのナザルバエフ大統領と青瓦台で首脳会談をしたことは、外交は手放さないという意志を見せたものとの解釈も出てきた。
朴大統領は公式スケジュールを最小化したまま「蟄居モード」を継続している。しかし最近大統領と会った宗教界関係者は、「朴大統領が予想とは異なり非常に明るい表情と澄んだ目だった。そこで『よくお休みのようですね』と言葉をかけたところ、微笑を浮かべ『睡眠が精力剤です』と話した」と当時の雰囲気を伝えた。(中央SUNDAY第505号)
ソウル・光化門(クァンファムン)広場など市内各地に100万人が集まり「大統領退陣」を叫んだが、朴槿恵(パク・クネ)大統領は特別な立場を示さず沈黙した。ただ前日に鄭然国(チョン・ヨングク)報道官を通じ「セウォル号事故当日に整形手術を受けたという疑惑は事実ではない」と釈明したことをめぐり、「大統領本人に対する疑惑に釈明を出したのはそれだけ大統領に向けられた民心が厳しい状態であることを知っているという意味ではないか」との解釈が周辺から出た。
先週国会に責任首相推薦を要請した朴大統領は7~9日に宗教界指導者らと相次いで面談した。朴大統領と会ったある宗教界関係者は「外は氷点下10度なのに青瓦台はプラス10度のようだ」と雰囲気を伝えた。また「(大統領が)長期戦を準備し、それなりのシナリオを持っている気がした」ともした。現時点では国民の退陣要求や野党の二線後退要求を受け入れる可能性は大きくはみえないと予想する。
与党の一部からも崔順実(チェ・スンシル)問題が長期化する可能性が議論されている。大統領が野党の要求に少しずつ譲歩し攻勢に押される姿を見せ、支持層再結集を図る時間稼ぎに出るだろうという分析だ。しかし予想に反し過去最大規模の人が集まった12日のろうそくデモが今後の大統領の去就への悩みを加重しているという話もある。与党関係者は、朴大統領が非常に沈痛な状態で政局収拾を企てていると伝えた。与党高位関係者は12日、「崔順実問題以降、大統領もこれまでの人間関係に対し非常に後悔している。事実上行政トップの役割は断念した状態で、垣根の役割をする党が派閥対立で崩壊しないことだけを願っている」と雰囲気を伝えた。セヌリ党の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表が7日に「朴大統領を助けられるよう少しだけ危機管理の時間的余裕を許してほしい」として代表辞任を拒否したのも同じ脈絡という説明だ。
青瓦台ブレーンの間では大統領が世論反転カードとして3度目の対国民談話を検討できるという話も出てきた。青瓦台関係者は「もし3度目の談話をするなら野党が望む二線後退と関連した進展した言及が出てくるだろう」と話した。これを野党が受け入れれば与野党党首会談を開催し、責任首相指名と内閣の人選を終えることが青瓦台が望む収拾方向という意味だ。朴大統領が10日にドナルド・トランプ米次期大統領と電話会談し、カザフスタンのナザルバエフ大統領と青瓦台で首脳会談をしたことは、外交は手放さないという意志を見せたものとの解釈も出てきた。
朴大統領は公式スケジュールを最小化したまま「蟄居モード」を継続している。しかし最近大統領と会った宗教界関係者は、「朴大統領が予想とは異なり非常に明るい表情と澄んだ目だった。そこで『よくお休みのようですね』と言葉をかけたところ、微笑を浮かべ『睡眠が精力剤です』と話した」と当時の雰囲気を伝えた。(中央SUNDAY第505号)
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